第10.5話 約束 (高町なのは@7歳)
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死しないか、激しく不安なんです。
ほら、なんと言うか、高貴君も深刻そうな表情で固まっちゃってますし?
おそらく、貴女の黒歴史発言を記憶野から削除《華麗にスルー》してあげるべきか悩んでいるんだと思いますよ?
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――こんにちは、高町高貴です。
俺は今日、というか今、放課後の帰り道にて幼馴染の女の子から「コウ君はなのはの事が好きだよね?!」と断定口調で質問されたんだ。
・・・・・・一体、なのはに何があったというのだろうか?口調こそ断定的だが、なのはが非常に不安そうな表情を浮かべているのが酷く気にかかる。
まさか、これは、なのはを不安にさせるようなこと――例えば俺がなのはを疎ましく思っている等――を吹き込んだ輩が存在するということだろうか?
うーむ、、、クラス全体で仲が良い2年1組に、そのようなイジメめいた、陰湿な嫌がらせをする者がいるとは考え難いのだが・・・まあ、下手な考えはこの辺で止めて、まずはなのはを安心させるとしよう。
「ああ、俺はなのはのことが大好きだよ。」
しっかりなのはと目を合わせ、本心からの気持ちを伝えてあげる。
俺がなのはと出会ってから2年。その間の記憶は・・・ユ、ユニークな思い出で溢れている。ま、まあ、概して言えば、なのはと一緒に居るのは楽しかった。
それに俺はあの日、なのはのことを守ると決めたのだ。その決意と、日頃の感謝を瞳に乗せて。お前のことが、嫌いなはずがないじゃないか、と。
「にゃっ?!
じゃ、じゃ、じゃあ、コウくんは、な、なのはとずっといっしょに居てくれる?!」
――あるぇ?なんかいきなりなのはが顔を真っ赤にして体をモジモジさせ始めたんだが。。。
この反応、そして、その台詞。。。。
え? あれ? これって、、、まさか、フラグ? ――――はいぃぃぃぃっ?!
何?なのはさんの初恋って俺なの?ははっワロスッ。なにそれチョーウケル。なのフェイどこいった。あれこれってもしかしなくても俺から告白したって形だよな。中身オッサンの俺が7歳児に告白って完全にペドじゃん。社会のgmkzじゃん。半じゃ医者じゃん。死にたい。死んだ方がいいよね。よし死のう。
「コ、コウくん・・・?」
Ooops!!!なのはが涙目で俺の返事を待ってます!どうしよう!!あわわわわわ、、、はわわわわわ。。。
・・・・・・待て、落ち着けよ高貴さん。高貴さんはなのはを守ると決めたはずじゃないですか?!
ここで選択をミスしてなのはを傷付けるなんて本末転倒だろうが。
そうだ。今は驚きも、自己嫌悪も、何もかもを打ち捨てて、一意専心なのはのことだけを考えるんだ。。。
「ああ。俺は、
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