暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
GX編
第132話:出てきた男
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械の起動と制御を可能にする情報集積体。キャロルがトリガーパーツを手に入れれば、ワールドデストラクター……チフォージュ・シャトーは完成してしまいます!」
これでキャロルの目的は分かった。どうやってかは知らないが、キャロルはそれの存在を掴み手に入れようとしている。
ならばそれを防ぐのが最優先だ。
「ヤントラ・サルバスパの管理区域、割り出しました」
あおいが素早く検索し、何処に物があるのかを見つけ出した。場所が分かればこっちのもの。
「クリス君達を急行させるんだ!」
素早く指示を飛ばし、4人をナビゲートし一早くヤントラ・サルバスパの確保を行わせようとする弦十郎だったが、動きはキャロル達の方が早かった。
クリス達が到着するよりも先に、キャロルが件の聖遺物を手に入れているのを施設内の監視カメラが捉えていた。
「あれが?」
「ヤントラ・サルバスパです」
「クリスちゃん達が現着!」
一歩遅れて現場に到着したクリス達は、キャロルの手に聖遺物が握られている事に表情を険しくさせた。
「チクショウ、間に合わなかった!?」
「まだです! ここから持ち出させなければ!」
「そうデース!」
「!」
最悪、破壊してでもキャロルの手に聖遺物が渡る事だけは避けねばならない。そう考えた透は、持ち前の素早さでキャロルに肉薄しその手の中にあるヤントラ・サルバスパを奪還しようとした。
勿論それを易々と許すキャロルではない。迫る透をキャロルは障壁で阻み、動きを止めた所にレイアのトンファーによる殴打が飛ぶ。
トンファーの一撃を障壁を足場に後方に飛ぶことで回避した透だが、そこに追撃でコインによる銃撃が放たれた。透はそれを魔法の障壁で防ぐ。
〈バリヤー、ナーウ〉
攻撃を防ぐ透だったが、レイアの銃撃は激しくマシンガンかと言う様な連射で彼をその場に釘付けにした。このままではキャロルに逃げられる。
だがその時、透の障壁の影からハンドガンが顔を覗かせ引き金を引かれた銃口から弾丸が飛ぶ。弾丸は真っ直ぐレイアの手元に向かって飛び、狙いをズラされ透はコインの銃撃から解放された。
「1人で突っ走るな!」
いち早く動いた事をクリスに叱られ、透は小さく肩を竦める。その横を切歌と調が通り過ぎ、レイアへと肉薄した。
「オートスコアラーは任せてください!」
「キャロルは2人に任せたデス!」
この2人には一度オートスコアラーを倒したという実績がある。それもオートスコアラーの中で最高の戦闘力を持つとされるミカを、だ。
その時は2人だけでなくガルドも居た訳だが、その時の経験は確実に2人にとってのプラスとなっており以前にも増して連携が取れていた。その2人の連携をもってすれば、ミカに劣る戦闘
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