第五百十五話 アンカラの激闘その四
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「いいな」
「はい、長く戦っていきましょう」
「最後までな」
こう話してだった。
ライダー達は戦いに入った、そしてだった。
他の戦士達も続いた、戦いは最初から激しかったが。
出久は死闘の中で勝己に言われた。
「こんなのでやられねえよな」
「大丈夫だよ」
出久は確かな声で応えた。
「これからだからね」
「やられたら承知しねえからな」
「いきなりそうだとね」
「馬鹿、最後までだ」
勝己は出久にこう返した。
「戦ってだ」
「倒されるなっていうんだね」
「そういうことだ」
「緑谷君、行こう」
天哉も言ってきた。
「一緒にな」
「そうしてだね」
「アンデット達を倒していこう」
「わかったよ、それじゃあね」
「勝手にしろ、俺はここに残る」
勝己は二人について行かずこう言った。
「ここを離れるとまずいからな」
「ここは我々もいるがな」
カエサルが三号突撃砲Fのハッチから顔を出して言ってきた。
「しかしな」
「ああ、戦車でもだな」
「一両だけでは難しい」
この場所で満足に戦うにはというのだ。
「どうしてもな」
「残ってくれるか」
エルウィンもハッチから顔を出してきた、そのうえでの言葉だ。
「ここに」
「頼みたい」
左衛門佐もだった。
「是非な」
「おまんがいてくれたら百人力ぜよ」
おりょうも顔を出して言う。
「残って欲しいぜよ」
「安心しろ、言われなくても残ってやる」
勝己は四人に強い声で応えた。
「俺とその戦車でここは戦うぞ」
「うむ、ではな」
「力を合わせて戦おう」
「ここはそうしよう」
「是非な」
「そういうことだ、お前等は行け」
勝己は出久と天哉にあらためて告げた。
「そして思う存分戦って来い」
「うん、それじゃあね」
「そうさせてもらう」
「お前等なら相当な数でも大丈夫だろ」
勝己の声はここでは冷静だった。
「思う存分戦いやがれ」
「そうしてくるよ」
「では爆豪君カバさんチームの人達ここは任せた」
二人は前に出て突撃しアンデット達に攻勢をかけた、そして勝己と歴女の少女達は果敢に戦ってだった。
その場を守った、そこに水奈と火奈が来た。
「時間だからね」
「後は私達に任せて」
「おい、まだ戦えるぞ」
勝己は双子の少女達に怒った様な声を返した。
「俺はな」
「いや、無理はよくないからね」
清明も来て言ってきた。
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