第五百十五話 アンカラの激闘その三
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そして決戦の時になるとだった。
アンカラの地を細部まで見て有利に戦える布陣を敷いてだった。
戦いに入った、ライダー達も変身していた。
「剣崎さんそれじゃあ今から」
「ああ、戦おうな」
「そうしましょう」
レンゲルは剣に応えた。
「アンデット達と」
「やっぱり敵はアンデットだったな」
剣は目の前の彼等を見て言った。
「そうだろうと思っていたらな」
「そうですよね」
「何か最近はな」
「敵は俺達に合わせてますね」
「ライダーにな」
「そうだな」
ギャレンはレンゲルのその言葉に頷いた。
「グロンギ、アンノウン、モンスターと続いてだ」
「オルフェノクで」
「そして今度はアンデットだ」
「俺達がそれぞれ戦ってきた最初の敵ですね」
「それを出してきている」
「そうですね」
「それを見るとだ」
ギャレンはさらに話した。
「明らかにだ」
「俺達に合わせてですね」
「敵を出している」
「そうしてきていますね」
「これまではそれぞれの世界の相手を見て出してましたね」
剣はギャレンに尋ねた。
「そんな感じでしたね」
「今思うとな」
「それが今はですね」
「そうだ、俺達を見てだ」
「そうして出してきていますね」
「そうだな」
「ですね、間違いなく」
ギャレンの言葉に頷いて応えた。
「今のスサノオは」
「その証拠に今のあいつはワイルドジョーカーだ」
カリスは敵の後方にいる神を指差して言った。
「明らかにだ」
「俺達を見てか」
「敵を出している」
「あいつ自身を見ても明らかってことか」
「そうだ、そしてだ」
「ああ、それならそれでな」
「戦うまでだ、いいな」
こう剣に告げた。
「これからな」
「そうしていこうな」
「いいか、まずは通常フォームで戦う」
ギャレンは他のライダー達に指示を出した。
「必要に応じて俺と剣崎はジャックフォームになるがな」
「それでもですね」
「キングフォームにはなるな」
こう剣に返した。
「剣崎特にお前はだ」
「キングフォームは体力の消耗が激しいですから」
「だからだ」
その為にというのだ。
「スサノオとの直接対決まではだ」
「キングフォームにならないことですね」
「そうしてだ」
そのうえでというのだ。
「戦っていけ」
「スサノオと戦うまでは」
「いいな」
「わかりました」
剣は一言で応えた。
「そうします」
「そうしていくぞ」
「先は長いですからね」
「いきなり切り札を出してもだ」
「長く戦えないですね」
「だからだ」
そうしたものだからだというのだ。
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