第五百十五話 アンカラの激闘その二
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「朝と夜ではな」
「だからですね」
「夜は温かくして寝ることだ」
そのことが重要だというのだ。
「さもないと体調を崩してだ」
「満足に戦えないですね」
「だからだ」
その為にというのだ。
「寝袋に入って休むことはな」
「欠かさないことですね」
「そうすることだ、私もだ」
「そういえばペンギンコマンドの人達っていつも暖かくして寝てますね」
凪沙はこのことに気付いた。
「そうですね」
「うむ、ペンギンは確かに寒冷地に棲息しているがな」
「それでもなんですね」
「人間に近い身体の構造にもなっているからな」
それ故にというのだ。
「だからだ」
「暖かくしてですね」
「寝ている」
そうしているというのだ。
「我々もな」
「そうだぞ」
「帝王様の言われる通りだぞ」
「俺達も暖かくして寝ているぞ」
「さもないと風邪をひくからな」
「しかも俺達マッパだしな」
コマンド達がいつも通りそれぞれポーズを付けて出て来た。
「だからだぞ」
「そうしているからな」
「皆も暖かくして寝ろよ」
「そして体調を万全にしろよ」
「俺達からのお願いだぞ」
「わかりました」
綺凛が応えた。
「そうします」
「服を着て寝袋かベッドに入るんだ」
「お布団があればお布団だ」
「寝る時は暖かくだ」
「くれぐれもな」
「その通りだな」
郷田も腕を組んで応えた。
「健康管理は肉体改造の第一歩だ」
「そうなんだよな、体調が万全でないとな」
鬼瓦は郷田の言葉に頷いた。
「トレーニングも出来ないからな」
「そうだな」
「だからだな」
「そうだ、寝る時はだ」
「暖かくしないとな」
「そして寝る時間もだ」
郷田はこちらの話もした。
「万全にしないと駄目だ」
「寝不足も厳禁だな」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そうしないとな」
「そう、若し睡眠不足だとね」
江戸川が言ってきた。
「推理も万全じゃないしね」
「江戸川さんのそれもですね」
「うん、ちゃんと寝てね」
江戸川は郷田に答えた。
「それでだよ」
「体調を万全にしてですね」
「推理も出来るからね」
「だからですね」
「僕も寝るよ、よく寝てよく訓練して」
そうしてというのだ。
「戦おうね」
「はい」
郷田は今度は強い声で応えた、戦士達は実際に暖かくして確かな時間寝る様にしながら訓練をしていった。
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