第四十話 期末テストを前にしてその三
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「むしろね」
「成績いいのね」
「そうだと思うわ」
「そういうことね」
「勉強はちゃんとしてたら結果出るから」
一華にこうも話した。
「あの人もね」
「ちゃんとしてるのね」
「あの人のやり方でね」
「そういうことね」
「まあちゃんと勉強していたらそうなって」
成績がよくなってというのだ、テストの点数が高く。
「していなかったらね」
「赤点ね」
「そう。頭がいい悪いじゃなくて」
「勉強をしているかしていないか」
「そうとも思うわ、私は」
「じゃあ頭がいい悪いって何で言うかよね」
富美子はかな恵の話を聞いて言った。
「一体」
「知識があるか頭の回転が早いか?」
留奈が言ってきた。
「そういうこと?」
「勉強が出来るかじゃなくて」
「それ?あとちゃんと動いて言う」
「そう言う人が頭いいの」
「だって国会見てたらね」
留奈はここから話した。
「野党の議員の人って」
「ああ、頭悪いってね」
「そう思うしかない人ばかりでしょ」
「男の人も女の人もね」
「むしろ与党の人達よりいい大学出てるのよ」
日本の野党の議員達はというのだ。
「中には東大法学部首席で弁護士になった」
「あの女の人ね」
「あの人頭いいと思う?」
「そんな訳ないでしょ」
富美子は眉を顰めさせ口を尖らせて答えた。
「小学生の方が頭いいわよ」
「私もあの人見て思ったのよ」
「頭がいい悪いってそういうことって」
「あの人東大法学部出てああなのよ」
「お勉強は凄く出来ても」
「それでもね」
学校の勉強が出来ることを頭がいいというならこれ以上頭がいい人間はいないというのだ、日本で最も偏差値の高い大学の中でも特にそうである学部を首席で出たのだから。
「ああなのよ」
「そう考えたら」
「頭のいい悪いはね」
それはというのだ。
「学校の成績じゃなくて」
「知識があるか」
「頭の回転が早いかね」
「ちゃんとしたこと言ったり動いたり」
「そうでしょ。あの人が頭いいなんてね」
それこそというのだ。
「絶対に思えないからね」
「まあね、学者さんでもね」
理虹も言ってきた。
「ジャーナリストの人でもどうかしてるって人いるしね」
「テレビで一杯いるわね」
富美子は理虹にも応えた。
「それこそ」
「野党の人達そっくりのね」
「同志かっていう位に」
「そう、言ってることが的外れな」
「そんな学者さんとかジャーナリストの人いるわね」
「それでテレビで色々言うのよね」
「学者さんっていうとね」
富美子はさらに話した。
「もうね」
「頭いい筈でしょ」
「凄く勉強が出来ていい大学出てね」
「そこでさらに勉強した」
「そんな人よね」
「けれどまともな知識なくて」
「頭
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