第二章
[8]前話
「雨除けや玄関の飾りにするわ」
「わかったわ、じゃあね」
「今からどんどん掘るわね」
「そうするわね」
三匹も頷いてでした。
早速掘りはじめました、掘りはじめると三匹共兎です。ですから掘るのが楽しくて仕方がありませんでした。
どんどん掘っていきます、そうしながらお互いにお話しました。
「楽しいわね」
「このままずっと掘っていきたいわね」
「そうよね」
とても楽しみながら掘ってお話もします。
「それじゃあどんどん掘ってね」
「廊下作ってね」
「お部屋も作りましょう」
そうしようというのです。
「私達のお部屋作る?」
「三匹それぞれのね」
「それを作る?」
「いいわね」
「じゃあそうしましょう」
「私達それぞれのお部屋を作りましょう」
こうお話してでした。
三匹はどんどん掘っていってでした。
穴を廊下が出来る位に掘っていってです、それから分かれて三人それぞれのお部屋を掘りました、兎だけあって物凄い勢いで掘っていってでした。
そうしてお昼ご飯を食べる時以外は掘って晩ご飯までにでした。
「あら、自分達のお部屋作ったの」
「そうしたの」
「お兄ちゃんのお部屋はあるけれど私達は今は三人一緒のお部屋だし」
「掘ってみたの」
三匹はお母さんに笑顔で答えました。
「どうかしら」
「私達のお部屋にしていい?」
「そうしていい?」
「いいわよ、じゃあお部屋はあんた達がそれぞれ使いなさい」
お母さんも笑顔で応えました。
「これからはね」
「うん、そうするわね」
「私達のそれぞれのお部屋にするわね」
「これからは」
「そうしなさい、それで今度は皆で掘って」
それでというのです。
「お家をもっと広くしていくわよ」
「そうするのね」
「私達が掘って」
「広くするのね」
「そうしていくわよ」
三匹に笑顔で言うのでした、そしてです。
お父さんとお兄さんが帰ると晩ご飯にしました、とても美味しい人参のパンとお野菜とお豆のシチューそれに玉蜀黍を炒めたものはとてもも穴を掘って汗をかいて汚れた三匹には美味しかったです。その後で入ったお風呂最高のものでした。
兎の三姉妹のお話U 完
2022・5・29
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