1章「新しい旅先」
6話「ハルタス地方・ヨヨミキシティ トレーナー・ベストカップへの挑戦」
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し。けど、これは勉強になるから、しっかり見よう」
「カラァ!」
そう会話をしていると、サトシとヒョウリがまた動き出した。
「いくぞ、ピカチュウ」
「構えろ、ルカリオ」
互いに休憩を終え、バトルを再開しようとした瞬間だった。ピピピッピピピッと何かの電子音が鳴り響いた。
「!」
それに気付いたのは、ヒョウリだった。そして、自分の腕輪を見た。
「よし、ピカチュウ。アイアン」
「タイム!」
「えっ?」
突然、ヒョウリが両手でTの字を作りながら、止めてきた。ピカチュウへわざの指示を出す瞬間だった為、サトシは急に気が抜けてしまった。
「なんだよ、いきなり」
サトシは、ヒョウリに向かって文句を言っていると、それを無視して彼は、自分の腕輪からモニターを表示させて何かを見ていた。
「・・・」
すると、ヒョウリはモニターを消して、サトシに告げる。
「悪い。俺は、ちょっと用事があるから、ちょい抜けるわ」
「え?どこ行くんだよ、ヒョウリ。まだ決着もついてないし。それに、最後はマナオも混じって、特訓を」
「ちょっと、仕事の連絡だ。バトルはお預けだ。安心しろ、すぐ戻るし、特訓相手にルカリオは残すから。ルカリオ、サトシたちの練習相手に少し付き合ってくれ」
「ヴァル」
そして、ヒョウリは練習場を離れていき、彼の後ろ姿を見るサトシ。
「まぁ、仕方ないか。マナオ、カラカラ、もう大丈夫か」
「はい、もう大丈夫です」
「カラァ」
「よし、じゃあ。特訓再開だ。ピカチュウ、最後の特訓頑張るぞ」
「ピッカ」
「ルカリオも、続けて頼むぜ」
「ファル」
残ったサトシ達は、特訓を再開した。
「マナオ。それじゃあ、ピカチュウの攻撃を躱す特訓だ」
「はい」
「ピカチュウ、エレキネット」
「ピカァ」
ピカチュウの尻尾から放たれた球体が網状に変化して、カラカラを捕らえようとする。
「カラカラ、躱して」
「カッラ」
カラカラ、素早く移動して、(エレキネット)の範囲外へ逃げる。
「よし、いいぞ。続いて、でんこうせっかだ」
「ピカァ」
「カラカラ、ピカチュウをよく見て」
「カラ」
カラカラは、マナオの指示を受けて、ピカチュウを目で見張る。ギリギリまで、引き寄せてから躱そうとしているのだ。
「今よ」
カラカラは、躱そうと動き出した。ピカチュウの動きにタイミングに合わせて、動いたお陰で、最小限の動きできれいに躱せた。
「上手い上手い。さっきに比べて、ドンドン調子が良くなってるぞ」
「はい」
「よし、次は」
サトシが、続いてピカチュウに指示を出すその時だった。上空から何かが降ってきた。
「ピカ!」「カラ!」「ヴァル!」
サトシ達よりもピカチュウ達、ポケモンが本能的にそれに気付いた。落ちてきたのは、黒い球体状の何か。それは、サトシ達の
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