1章「新しい旅先」
6話「ハルタス地方・ヨヨミキシティ トレーナー・ベストカップへの挑戦」
[8/22]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ーイことサトシを見つけたのだ。
「さぁ、どうでもいいわ。あのジャリガールとカラカラ、結構弱いみたいだから、驚異じゃないし、無理してゲットしなくてもいいわね」
「あぁ、ただ。ベンチに座っているあいつ。あの暴力ジャリボーイが居るな」
「どうやら、今回のジャリボーイの仲間は、あの暴力ジャリボーイに、貧弱ジャリガールみたいだにゃ」
「奴らが特訓で疲れている所を狙う。これは、ピカチュウゲットのチャンスよ」
「あぁ。確かに、そうだけど。問題は」
「あの暴力ジャリボーイだにゃ」
「此間使ってきたルカリオに、飛んできたハッサム、そしてピカチュウと互角に戦えていたラグラージ、あいつら結構強かったからな」
「それと、トレーナー本人もにゃ。気球にまで乗り込んできて、にゃー達をボコボコにした奴は、結構手強いにゃ」
「ちょっと、面倒そうだな。どうする・・・辞めとくか」
「何言ってんの!私達は、今まで、どんな仲間もポケモンも相手にして来たじゃない。ビビってどうすんのよ」
「ソーナンス」
「けど、あの暴力ボーイとポケモンは、厄介だぞ」
「そうだにゃあ。恐らく、失敗するにゃ」
「じゃあ、何か良い手を考えないさい」
「そんな急に言われても」
「ニャース、あんたの知恵で何とかしなさい」
「そう言われてもにゃ。どうにか奴が居ない状況になれば楽になるのだがにゃあ」
ロケット団は、そうやって計画を考えつつ、時を待った。
時刻は、流れていき夕日へと変わっていた。
「ピカァー、ピカァー、ピカァー」
「ファッー、ファッー、ファッー」
ピカチュウとルカリオは、互いに息が上がり、激しい呼吸を繰り返す。
「「ハァー、ハァー」」
トレーナーであるサトシとヒョウリも同様、ポケモンへの指示を次々と繰り出し、喉が渇き、集中力と体力が共に、削れていた。バトルはまだ決着も中断もしていないが、互いに戦いと指示を出し続けた結果、バトル中の一息として、暗黙の休憩タイムとなっていた。
「おい、そろそろ降参したらどうだ」
「ふん、まだ俺とピカチュウは、この程度じゃあくたばらないぜ。そうだろ」
「ピカァ!」
「くそ。トレーナーに似て、こいつもしつこいな。なら、さっさと倒すしかないか。ルカリオ、ケリをつけるぞ」
「ヴァル!」
「ふん。こっちだって、勝ちに行くぜ。ピカチュウ、次で終わらせるぞ」
「ピカ!」
先程から、サトシとヒョウリのバトルを横で見ていたマナオとカラカラは、汗を掻いていた。ただ、それは特訓で動いた出た汗では無かった。先程から強いトレーナー、強いポケモン同士によるバトルを見て、凄く興奮と驚きによるものだった。
「いつの間にか、特訓でも模擬戦でもなく、ガチガチの熱いバトルになっちゃたね」
「カラァ〜」
「あの人も、やる気無かったのに、夢中になっちゃた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ