暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
6話「ハルタス地方・ヨヨミキシティ トレーナー・ベストカップへの挑戦」
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なかった。ムサシも、そのニドキングにどうすればいいか、戸惑っていた。
「よし、効いてる」
(今だ)
「続いて、ホネこんぼう」
「カァーラ!」
カラカラは、自分の(ホネこんぼう)を両手で強く握り、そのままニドキングの頭目掛けて、殴りつける。
「グオォォォ」
ニドキングは、もう一度頭部へのダメージを受けてよろけていき、倒れ込んだ。
「よし、もう一度」
カラカラが、二度目の(ホネこんぼう)を打ち込むとする。
「えぇい、ソーナンス。ニドキングを助けなさい」
「ソーナンス」
だが、ムサシのソーナンスが行く手を阻んだ。そして、カラカラの(ホネこんぼう)を(カウンター)で受けて、倍にして反射した。
「カラァ」
「あっ」
そのまま、カラカラに返ったダメージで、吹き飛ばされて地面に転がってしまう。
「今よ、コジロウ」
ムサシは、隣でヒョウリとバトルしているコジロウに合図を出した。
「おい、マニューラ。あいつに向かって、れいとうビームだ」
コジロウの指示に、ラグラージと戦っていたマニューラは、すぐに方向転換した。
「マァニュー」
「ちっ。マナオ、気をつけろ!」
「はっ。カラカラ、気をつけて」
「カラッ」
立ち上がろうとしたカラカラは、マナオのお陰でマニューラの(れいとうビーム)に気付いた。そして、素早く躱した。
「カッラ」
だが、着地時に足を滑らしたしまったカラカラ。原因は、片足だけが凍っていたからだ。
「しまった!」
(躱しきれなかったんだ)
早く動いたが、片足だけがギリギリ(れいとうビーム)が当たってしまった。そのせいで、カラカラの片足は氷漬けとなり、歩行が困難となった。
「おぉ、チャンスだ。マニューラ、トドメに強いれいとうビームを撃て」
マニューラは、再度カラカラ目掛けてれいとうビームを放とうと力を溜めた。
「クッ。ラグラージ、れいとう」
「させないわよ。ニドキング、メガホーン」
「グオォ!」
「ッ。ワイドガード」
「ラージ!」
ヒョウリは、ラグラージでカラカラを助けようと、(れいとうビーム)を使おうとしたが、ニドキングによって、邪魔が入ってしまった。
「チッ(間に合わんか)」
ヒョウリのラグラージでの援護は間に合わない。カラカラは、片足が凍ってまともに動けない。
(あぁ、どうしよう)
マナオには、もう手が思い付かなかった。
(折角、勝てそうだったのに・・・私のせいで)
彼女が、また自分を攻めようとした。
「カーラァーーー!!!」
だが、カラカラが大声を上げたことで、それは止められた。
(え?)
マナオは、カラカラの方を見た。すると、カラカラの持つ骨が青白い光を放ちはじめた。
「何?」
青白く光っていた骨は、そのまま次第に太く長くなっていった。
「さぁ、撃て」
コジロウの
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