1章「新しい旅先」
6話「ハルタス地方・ヨヨミキシティ トレーナー・ベストカップへの挑戦」
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り。
「ピィカァーーー!」
ピカチュウは、全力で(アイアンテール)で檻を殴る。
「・・・」
ルカリオは体に溜め込んだ何かを拳に集中させていた。そして、それを解き放つ時が来た。
「!」
ルカリオは、その拳を檻に目掛けて突き出し、一気に力を爆発させた。ドガァァァンと檻で大爆発がなった。
「「「!」」」
その爆発に、地上のサトシ達に上空のロケット団は、驚いた。
「何が」
「まさか」
ロケット団達は、顔色を青くすると、爆発が起きた檻から何かが落ちてきた。
「あっ」
サトシは、それを見て、受け止めようとした。落ちてきたのは、ピカチュウ達だったからだ。吊り下げられている檻は、爆発で壊れていた。
「なっ」
「壊れたにゃ」
「なぜだ」
理由は、ルカリオのわざだった。最初に、ピカチュウとカラカラがなぜかルカリオに目掛けて攻撃を繰り出して、途中で檻へと攻撃をした。そして、ルカリオは彼らの攻撃をただ受け止め、何かを溜めていた。そして、他の二匹に合わせて檻へわざを出した。そのわざは、彼が覚えているわざ(カウンター)だった。受けたダメージを倍にして返す反射わざのカウンターを、ルカリオは放たないように必死に我慢して、ピカチュウとカラカラの攻撃を受けていた。そして、ピカチュウとカラカラに合わせて、溜めていたダメージを倍増した反射を放ったことで、素材や設計を凌駕して檻を破壊する事に成功した。
「ピカチュウ!」
サトシは、落下してくるピカチュウを受け止めた。
「カラカラ」
続いて、マナオもカラカラを見事に受け止めて、尻餅を着いた。
最後に、ルカリオは何とか自力で着地に成功した。
「ピカピ」
「ピカチュウ」
「あぁ、くそ。やっぱり、こうなったじゃない」
「くそ、頑張って檻作ったのに」
「そうだにゃ。このまま黙って引き下がる訳には、いかないにゃ」
ポケモン達に逃げられたロケット団は、怒りが湧いた。そんなロケット団に、サトシは言う。
「くそ、お前ら。いい加減に、ピカチュウを諦めろ」
「諦めるものですか」
「そうだ。1年間の苦労を思い知れ」
「行きなさい、ニドキング!」
「お前も行け、マニューラ!」
「グオォォォ」
「マッニュ」
「くっ」
サトシの前に居るニドキングとマニューラは、徐々にサトシ達へ詰め寄っていく。
「ピカ」
それを見たピカチュウは、サトシから離れて、相手に戦おうとするのだが。
「ピッ、カ」
「あ、ピカチュウ」
ピカチュウは、一歩前に出ると同時に倒れてしまった。既に体力の限界だったのだ。
「ヴァ、ル」
その側に居たルカリオも膝を突き、今にも倒れそうだった。二匹とも、特訓でのバトルから続けて、体力を使い、挙げ句にロケット団からの逃亡にも体力を削り、ダメージも負った。現状で最も戦えるのは、
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