SAO編ーアインクラッド編ー
13.世界の終焉
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騎士団、そして攻略組プレーヤーの諸君を途中で放り出すのは、不本意だが、何、君たちの力ならきっと辿り着けるさ。だが......その前に........」
ヒースクリフが盾を床に立て剣を抜こうとする。
「キリト君、シュウ君、君たちには、わたしの正体を看破した報酬を与えなくてはな......チャンスをあげよう」
「「チャンス?」」
「今この場でわたしと一対一で戦うチャンスだ。無論、不死属性は解除する。わたしに勝てばゲームはクリアされ、全プレーヤーがこの世界からログアウトされる。どうかな.....?」
その条件を呑めば、みんなが助かる。
「ダメよ、キリト君、シュウ君、今は引いて」
アスナの声に俺たちを止めようとするが.........キリトは.......
「........ふざけるな.......いいだろう。決着をつけよう」
「キリト君!!」
「ゴメンな。ここで逃げるわけにはいかないんだ」
「........死ぬつもりじゃないんだよね」
「あぁ、必ず勝つ......勝ってこの世界を終わらせる」
「わかった、信じてるよ.......キリト」
キリトのアスナをゆっくりと床に起き、立ち上がり、背中に背負う2本の剣を抜き、一歩一歩ヒースクリフに近づく。
「キリト......やめろぉぉ!!」
「キリトぉぉぉ!!!」
エギルとクラインの声は、キリトを止めることは出来ない。
(また、俺はあいつの背中を守れないのか..........俺はあの時、βテストの時、キリトの背中を守るって誓ったんじゃねぇのかよ !!結局、守れなかった..........でも、また、この世界に帰ってきた........そして、あの第一層でキリトに会った時、誓ったはずだ。..........今度こそ守るって!!!)
「エギル。今まで剣士クラスのサポートありがとな。知ってたぜ。お前が儲けのほぼ全部を中層ゾーンのプレーヤーの育成につぎ込んでたこと.........。クライン。あの時、お前を........置いて行って.....悪かった......」
「て、テメェ、キリト!!謝ってんじゃねぇ!!!今、謝るんじゃねぇよ!!!許さねぇぞ!!ちゃんと向こうで飯の一つでも奢ってくれねぇと許さねぇぞ!!絶対許さねぇからな!!」
「わかった、向こう側でな」
キリトは、アスナをじっと見る。そして、ヒースクリフの方を向く。
「悪いが、一つだけ頼みがある」
「何か」
「簡単に負けるつもりはないが、もし俺が死んだら.......しばらくでいい......アスナが自殺出来ないように計らってほしい」
「よかろう」
「キリト君!!ダメだよ!!........そんなの......そ
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