SAO編ーアインクラッド編ー
13.世界の終焉
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(やはり、そういうことか)
「この世界に来てからずっと疑問に思っていたことがあった。あいつは、今どこで俺たちを観察し、世界を調整しているんだろうって.......だが、俺は単純な心理を忘れてたよ。どんな子供でも知ってることさ......」
キリトの言葉に続けるように俺は言う。
「他人のやってる、RPGを傍から眺めるほどつまらないものはない........そうだろ」
俺とキリトは、声を合わせ言う。
「「......茅場晶彦!!」」
その言葉に再び、全員が驚く。
「なぜ、 気づいたのか参考までに教えてくれないか......キリト君、シュウ君」
キリトが先に話す。
「最初におかしいと思ったのは、デュエルの時だ。最後の一瞬だけあんたあまりにも速すぎたよ」
「やはり、そうか。あれはわたしにとっても痛恨事だったよ。君たちの動きに圧倒されてつい、システムの《オーバーアシスト》を使ってしまった」
ヒースクリフが辺りを見渡し、ついに........
「確かにわたしは、茅場晶彦だ!!」
ヒースクリフ.......いや、茅場晶彦は、さらに衝撃の事実を口にする。
「付け加えれば、最上階で君たちを待つはずだった、このゲームの最終ボスでもある」
またも皆が驚く。
「趣味がいいとは、言えないぞ。最強のプレーヤーが一転、最悪のラスボスか」
「全くだ」
「なかなかいいシナリオだろ。最終的にわたしの前に立つのは、キリト君とシュウ君と予想していた。二刀流スキルは全てのプレーヤーの中で最大の反応速度を持つ者に与えられ、手刀術は全てのプレーヤーの中で最大の連続スキルの使い手に与えられ、そのものたちが魔王に対する勇者の役割を担うはずだった。だが、君たちは、わたしの予測を超える力を見せた。まぁ、この想定外の展開もネットワークRPGの醍醐味と言ったところかな」
「.......俺たちの忠誠.......希望を.......よくも!......よくも!!.........よくも!!」
血盟騎士団のプレーヤーがヒースクリフに剣を向け振り下ろす。その瞬間、ヒースクリフがメニューウインドウを開き、何かを押す。すると、ヒースクリフに剣を向けた男が急に倒れこむ。
そして、HPバーに麻痺を現すマークが......
「.......麻痺?」
そして次々とプレーヤーたちが倒れて行く。
「うっ......!?」
俺も倒れる。
「どういうつもりだ。この場で全員殺して隠蔽する気か」
どうやらキリトは動けるようだ。
「まさか、そんな理不尽な真似はしないさ。こうなっては致し方ない。わたしは最上層の《紅玉宮》にて君たちの訪れを待つことにするよ。ここまで育ててきた血盟
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