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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
ゴーレム登場!
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った。

 ズ、ドォオオオオンッ!!!

 アリーナのシールドを突き破り、乱入者が現われたのだった。





 IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニットストラトス
                      第29話 ゴーレム登場!





 「な、なにがっ!?」

 それは漆黒のシルエット。俺はISのハイパーセンサーを局部使用で目の部分だけ展開、アリーナを覗いた。写ったのは不恰好な一機のIS。
 高さは白式より少し上、だがそのシルエットはまるで違う。
 異形。その一言が当てはまる。
 逆三角形を思わせる体格、異様に小さい頭部、太く長く地面に指先が着くほどの腕、そして全身のスラスター。
 もっとも気味が悪いのは、奴がフルスキンということだ。
 肌が少しも露出していない。それは俺達に、奴が機械の塊であるかのように錯覚させた。

 「不味いな。清香、避難するぞ」

 「えっ、ちょっと・・・ええっ!?」

 俺は乱入者が来た途端動き出した。なんとなくだが、こうなる事が分かっていたようにも感じる。あの予感はこの事だったんだ。
 一斉に皆が避難を始めれば、間違いなく混雑して混乱する。その前に───

 だがそれは既に遅かった。

 「あ、あのIS、こっち狙ってない!?」
 
 誰かがそう言った。そして次の瞬間、アリーナのシールドを貫いたレーザーが観客席を直撃した。

 ドォオオオオオンッ!!

 そこからは地獄だ。隔壁がすぐさま下ろされたが、負傷者が出てしまった。当たったのは3年のシートだ。不幸中の幸いなのか、レーザーはアリーナのシールドで威力が多少弱まり、軌道もそれたことで人には直撃していない。だが破壊された観客席の破片などが飛び交い、重傷者も出ている。

 そして、それは俺達の方にまで飛んできていた。

 「くぅっ!?」

 「清香っ!!」

 そのうちの一つが、清香の左腕に刺さった。鋭利なものだ。それに深く刺さっている。貫通はしていないみたいだが・・・。

 「だ、大丈夫、だから・・。これくらい」

 「おい、こんな時に無理すんな!直ぐ医務室連れて行くからな、それまで耐えろ!」

 「う、うん・・・。拓夢、君お願い」

 「任せろ!」

 防護シャッターが下り、アリーナ内部の様子は見えないがおそらく戦っている。戦闘音が聞こえて来ているのだ。
 観客席内部も混乱を極めた。観客席からアリーナの外へ出るためのドアが開かないのだ。電子ロックがハッキングにより閉ざされたままになっている。そのため、負傷者の移動が出来ない。

 「どけっ!」

 だから、ここは俺の出番だ! 
 ドアの前にいた三年の先輩を強引にどかす。驚かれたが、今は
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