第四百九十九話
[8]前話 [2]次話
第四百九十九話 ゲストが来て
家のチャイムが鳴った、華奈子はこの時ソーセージを食べていたがそうしつつ生ハムを食べている美奈子に尋ねた。
「お客さん?」
「それか宅配の人ね」
美奈子は華奈子に冷静な声で答えた。
「先生達への」
「そうよね、お客さんだったら」
どうかとだ、華奈子はソーセージを食べつつ話した。
「パーティーのよね」
「お客さんよ」
「あたし達と同じね」
「そうよ、どなたかしら」
「ええと、塾の生徒の人達は皆集まってるから」
華奈子は会場の中にいる自分と同じ面々を見て話した。
「それじゃあね」
「そうした人達じゃないわね」
「そのことは間違いないわ」
「そうよね」
「そうなると」
美奈子はさらに話した。
「先生に関係している」
「そうした人ね」
「ただ宅配の人の可能性もね」
それもと言うのだった。
「あるわよ」
「その場合はね」
「生成達のことでね」
「パーティーとは関係ないわね」
「そうなるわ」
「二つに一つね」
「あくまでね」
こう華奈子に話した、そしてだった。
先生達は一旦会場を後にしてだった、すぐに戻ってきたが先生達だけではなくてもう一人いてだった。
沢山の生きもの達もいた、そして来たのは見事な着物を来た白人の美人だったが。
華奈子もクラウンの他のメンバーも彼女を見て血相を変えた。
「カーミラ!?」
「間違いないわ」
「普段と着てる服は違うけれど」
「カーミラね」
「間違いないわ」
「ご安心下さい」
笑顔でだ、今田先生がクラウンの面々に言ってきた。
「今日の彼女は何もしません」
「そうよ、戦う時は戦うけれど」
カーミラも嗤って言ってきた。
「今はそうしないから」
「本当に?」
「誇り高き吸血鬼それも貴族は嘘を吐かないわ」
カーミラは華奈子の問いに答えた、だがクラウンの面々は今も彼女に対して警戒の念を解いてはいなかった。
第四百九十九話 完
2022・8・21
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ