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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百十四話 英雄が敗れた地でその九
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 戦士達は休息も摂っていた、寝ることもしてだった。起きるとすぐに戦いに向かうがデミウルゴスは起きた時に言った。
「さて、すぐにです」
「戦に向かうな」
「そうします」
 ゴウセルに応えた。
「これより」
「寝起きでまだ眠くないか」
「有り難いことにすぐに目覚める体質なので」
 だからだというのだ。
「ご安心を」
「ならいいがな」
「まずは一杯飲んだ方がいいわ」
 シルヴィア=レーンハートは日本茶を受け取ってから言った、差し出したのは太陽あかりで彼女も飲んでいる。
「水分補給も兼ねて」
「その方がいいですか」
「ええ、貴方もこれまでの戦いで知っているわね」
「知っていますがついです」
「気が逸るのね」
「どうしても」
「デミウルゴスさんもなんですね」
 あかりも言ってきた。
「そうなるんですね」
「はい、自分でもそれはよくないと思っていますが」
「それでもなんですね」
「ついついです」
 眼鏡に手をやりつつ述べた。
「気持ちがです」
「逸るんですね」
「そうなってしまいます」
 デミウルゴスはあかりにも話した。
「気持ちが」
「だがそこは落ち着くことだ」
 ゴウセルは無表情で述べた。
「俺は別に飲まないがな」
「それでもですね」
「気持ちが逸るとよくない」
 かえってというのだ。
「そうした時こそだ」
「落ち着いてですね」
「確かに目を覚ましてだ」
 そうしてというのだ。
「戦いに向かうことだ」
「それが正しいですね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「最後の最後までな」
「そうですね、では今はです」
「お茶を飲んでだな」
「確かに目を覚ましまして」
 そうしてと言うのだった。
「戦いに赴きます」
「そうしよう」
「はい、お茶を飲みますと」
 あかりは飲みつつまた言った。
「目がいい感じに覚めますね」
「それもお茶のいいところね」 
 シルヴィアも言ってきた。
「ではね」
「はい、お茶を飲んで」
「そうして確かに目を覚まして」
「戦いに行きましょう」
「そうしましょう。今回の戦いも激しいものだけれど」
「それでもですね」
「焦っていいことはないわ」
 何一つというのだ。
「落ち着いてね」
「戦うことですね」
「それが何よりよ」
「例えばだ」
 叡山が言ってきた。
「お茶で金儲けをしたいならな」
「不正は駄目ですよ」
 菜々美がどうかという顔で言ってきた。
「もう」
「おい、またその話か」
「だって叡山さんですから」
「もうするか、だから金を儲けたいならな」
「不正はしないで、ですね」
「色々やり方があるんだ」
「そうなんですか」
「誰でも飲むだろ」
「はい、確かに」
「だから安くてもな」
 そう
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