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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百十四話 英雄が敗れた地でその二
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「見事勝ったぜ」
「そうよね」
「そっちで言うと確かにな」
「私達ね」
「そうだよ、それでな」
 イギリスはさらに話した。
「俺達は丘の上に布陣してな」
「戦って勝ったのよね」
「下にフランス達がいてな」 
 そしてナポレオン達がというのだ。
「勝ったぜ」
「あの時はしくじった」
 他ならぬナポレオン、水澤葵と共にいる彼女が忌々し気に言ってきた。
「私もな」
「あんたにとっては痛恨の敗北よね」
「そうだった」
 共にいるノストラダムスにも忌々し気に返す。
「丘の上を攻める前にぬかるみが乾くのを待ち敵軍を負わせた者達が戻らずな」
「そしてよね」
「そのうえで戦ったが」
「結局負けたのよね」
「勝機はあったが」
 しかしというのだ。
「丘の上にいられたことも大きかった」
「そうだったわね」
「だから丘の上で布陣することは私も賛成だ」
 この場所で負けた彼女だからこそ言うことだった。
「私としてもな」
「ふん、皇帝になぞなるからだ」
 ベートーベンはそのナポレオンに腕を組んで尊大に言ってきた。
「俺はあの時がっかりしたものだ」
「それで楽譜破いたんですよね」
「思わずそうした」
 水澤葵に答えた。
「怒りのあまりな」
「それが英雄ですね」
「あの曲についてあったことだ」
「それで今もですね」
「こう言うのだ、皇帝になぞんるからああなったのだ」
 今も言うベートーベンだった。
「まさにな、だが今は仲間同士だ」
 ベートーベンはあらためて述べた。
「喜んで力を貸そう」
「こちらも頼む」
「この地でもスサノオを倒すぞ」
「じゃあここに布陣してですね」
 宮沢賢治の言葉だ。
「下から来るスサノオとその軍勢と戦いますね」
「そうなるね、それで今度の敵はオルフェノクだけれど」
 エミリア=ハーミットは宮沢に応えて述べた。
「多分ね」
「その通りだ」 
 スサノオの声がした。
「今度私は彼等を出す」
「やっぱりそうだね」
「そしてフランス軍の位置から君達に朝の六時から戦おう」
 時間のことも話した。
「私はアークオルフェノクの姿で出る」
「わかったよ、じゃあ戦おうね」
「その時にな」
「オルフェノクか。何度も戦ってきた相手だけれど」
 輝気はその目の光を強くさせ右手を口に当てて述べた。
「そのでーたはチェックしておこうか」
「何度も戦ってきた相手でも油断しないことよ」
 絢火が応えてきた。
「敵については」
「やっぱりそうですよね」
「慣れたと思っていても」
「そこに油断が生じますし」
「忘れていることもあるしね」
 よく知っている相手でもというのだ。
「だからよ」
「また勉強しておくことですね」
「それがいいわ」
「そうしていきま
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