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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百十四話 20××年 報告書
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私達人類は近い将来『怪異』に寄生された人間達による自殺や殺人などで絶滅する可能性が高い。
それでも、私は室長に提出した報告書の一部を改ざんした。
表向きには12本の断罪刀は第8施設に凍結封印されている。
しかし、実際に第8施設に凍結されている12本の断罪刀はレプリカだ。
本物の断罪刀は全て、アカリさんが回収して破壊した。
それは、人類の滅亡を意味している。
そして、私もそれに手を貸したことになる。
『組織』と『ブレイズ』、敵対する2大勢力で二重スパイをしながら、そこで見た現実を報告書にまとめて本部に送信していた私にはその義務がある。
人が人らしく生きることができる世界を守る為に、人が人でなくなってはいけないのだ。
それが、今回の潜入捜査で感じた私の感想だった。
だから、私は断罪刀の部分だけ、報告書を改ざんしたのだ。
つまり、これで私とアカリさんは人類を滅亡に陥れる恐怖の大魔王になったわけだ。
不思議と罪悪感はなかった。




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