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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第100話 予想していなかった再会!切れ味勝負、イッセーのナイフVS聖王剣コールブランド!前編
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志でここに来ているんだ、そう思うのは失礼にしかならない。


「分かった……無理はするなよ」
「はい!」


 小猫ちゃんはそう言うと漆黒の闇の中に姿を消した。頼んだぜ、小猫ちゃん……!



―――――――――

――――――

―――


side:小猫


 先輩と別れた後、私は仙術を使いソナーのように暗闇の中を移動していました。本来なら転生悪魔ですら何も見えないほどですが仙術のお蔭で何とか進めています。


「ルフェイさんと離れてしまったのが痛手ですね……」


 私は魔法は得意ではないので異空間にしまえるものが限られています。だから大きめの調理器具だけで容量がいっぱいになっちゃうんですよね。


 なので基本的に非常食などの食材は彼女に任せているんです。


 結構遠くまで離れてしまったから通信魔法も届かないし、特殊な磁場で携帯も使えません。連絡が取れない以上私が食材を見つけないといけないんです。


「足元に気を付けないと……」


 ただでさえ不安定な足場が続くうえに重力の影響でまともに動けません。ですが先輩の為にも絶対に食材を見つけて見せます。


 その時でした。何かが暗闇の中から襲い掛かってくるのを仙術で察した私は素早く身をひるがえしてその場を離れました。すると私のいた場所に鋭い牙が食い込みました。


 私は咄嗟にグルメスティックセンサーを当てて生物の情報を得ます。


「コイツは『アンコウモリ』!捕獲レベル41の猛獣です!」


 アンコウのようなずんぐりむっくりな体に蝙蝠のような大きな羽根……私はグルメスティックセンサーの情報で襲ってきたのがアンコウモリだと分かりました。


 アンコウモリはその巨体から想像できない俊敏な動きで私に襲い掛かってきました。しかも攻撃する際にフクロウのように音を立てないので厄介です。


「でも残念でしたね。私が相手なら暗闇は関係ありません」


 仙術を使えるお蔭でアンコウモリの動きを捕えることが出来ます。この重力にもだいぶ慣れてきたので今度はこっちから攻めます!


 しかしその時直感で何か嫌な感じがしたので咄嗟に手で目を覆い隠しました。するとアンコウモリの額に生えていた触覚から強い光が発生して電撃を放ってきました。


 私は目を隠していたので強い光に目を焼かれることはありませんでした。そして飛んできた電撃をジャンプして回避します。


「やあっ!」


 お返しにアンコウモリの頭に拳を叩き込みました。そして今度は下に潜り込んで蹴り上げます。


「ゲギョッ!?」


 アンコウモリの体がくの字に曲がって苦悶の声を上げます。そして最後に上から踏
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