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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第100話 予想していなかった再会!切れ味勝負、イッセーのナイフVS聖王剣コールブランド!前編
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いつの間にか立っている他のメンバーにも紅茶が渡されているな。
「んっ!?美味い!なんて芳醇な香りに繊細な味わいだ!明らかに今まで飲んできた紅茶とは訳が違うぞ!」
「それは私が気に入ってる『アルティメットティー』です。グルメ界でしか取れない『究極リーフ』を煎じたもの、気に入って頂けましたか?」
「ああ、こんな美味しい紅茶は初めてだ」
「それは良かった」
紅茶を褒めた事で機嫌がよくなったのかルフェイの兄は嬉しそうに語った。
「……さて、そろそろいいでしょう。ルフェイ、来なさい」
「あっ、はい……お兄さまぁぁぁぁぁぁっ!!」
ティ―タイムを終えたルフェイの兄はもういいと言うとルフェイは慣れた様子で先程のテンションになって兄に抱き着いた。
「お兄さま!無事で良かったです!私、本当に心配で……」
「ルフェイ、心配をかけてしまい申し訳ありませんでした。私はこうして元気にやっていますよ。貴方も元気そうで良かった」
さっきまでの変な空気が嘘のように感動の再会をする兄妹……なんだこれ?
ルフェイは今度はエレインというメイドさんに抱き着いた。エレインさんはさっきまでの塩対応が嘘のように優しくルフェイを抱きしめる。
「うう……エレインも無事で良かったです……」
「お嬢様、勝手にいなくなってしまい誠に申し訳ございません。アーサ―様と結ばれるにはこうするしかなかったのです……」
「やっぱりそういった理由だったのですね。それなら私にも言ってくださればよかったのに……」
「申し訳ありません。ルフェイを巻き込みたくなかったのです」
「お兄さまはいつもそうです、自分ばかりで何でもしようとして……それが私にとってどれだけ寂しいことか分かっていますの?」
「返す言葉もありません……」
ルフェイは二人が家を出て言った理由を察してるようだが、俺達の気持ちも察してほしい。急激な展開の早さに着いていけないんだよ……
「……ふふっ、もういいですよ。お兄さまがそういう人だって言うのは分かっていますから、今はこうさせてください」
「ええ、好きなだけ甘えてください……」
ルフェイを優しく抱きしめる兄……もう面倒くさいからアーサーって呼ぶよ。アーサーはルフェイを抱きしめてエレインというメイドさんはその光景を目から涙を流して見守っていた。
「……いやテンションの差ぁ!!」
とうとう俺は大きい声で突っ込んでしまった。
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