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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第100話 予想していなかった再会!切れ味勝負、イッセーのナイフVS聖王剣コールブランド!前編
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った。いけないな、この強い重力の影響で気持ちまで落ち込んできたようだ。


 俺は重力っていうのは肉体的に辛い物だと思っていたが、実際は精神的な影響も強いことを思い知った。


(いかんな、思っていた以上に精神的ストレスが大きい……このままじゃ肉体より先に精神をやられてしまって動けなくなるぞ)


 精神的なストレスの影響で自律神経までダメージを受けている、そのせいで動悸と眩暈がするし頭がクラクラしてきた……


「あっ……」


 その時だった、体勢を崩してしまった小猫ちゃんのリュックから運悪く折れた形見の包丁が転がり落ちてしまったんだ。


「父様!」


 小猫ちゃんは直ぐにジャンプしてそれを追いかけるが、このままでは如何に戦車の駒を持つ小猫ちゃんとは言え増加する重力で叩き潰されてしまうぞ!


「小猫ちゃん!」


 俺は直ぐに彼女に向かって飛び掛かり空中で何とか彼女をキャッチする。そして小猫ちゃんを庇うように急な坂を転がり落ちていく。


「ぐああぁぁぁぁぁぁっ!?」


 地面や飛び出た岩に体を叩きつけられながらも何とか生きてはいる。俺は最終的に光の届かない漆黒の底まで落ちてしまった。


「がはあっ!!」


 地面に勢いよく叩きつけられた俺は肺から空気を吐き出した。か、体の骨がイカれてしまったか……!


「先輩!大丈夫ですか!?」
「お、俺は生きてるぜ……ただ骨をやられた……何か食いてぇ……」


 小猫ちゃんが無事な事に俺は安堵する。この子が無事なら言うことはない。


「先輩、ごめんなさい……足を引っ張っちゃって……」
「何言ってんだ、俺達は仲間じゃないか。助け合ってこそだろう?それに俺だって皆に助けられたこともある。お互い様だ」
「先輩……」


 落ち込む小猫ちゃんを俺は慰める。この子にこんな悲しそうな顔はしてほしくないからな。


 えっ、暗いから顔なんて見えないだろうって?そういう野暮な質問は無しだぜ。


「それにアーシアやオカルト研究部の皆、教会組、ルフェイやテリー、ティナ達は大事な仲間だけどその中でも君は特別なんだ。守りたい特別な存在……守るべき存在が俺に確かな力をくれるんだ」
「イッセー先輩……」


 小猫ちゃんは俺の中でも特別な存在だ。この子の為ならなんだってしてあげたいし何があっても守りたいって思う。


「……先輩、ここからは私に任せてください!」
「小猫ちゃん?」
「私が食材を見つけてきます!だから先輩はここで待っていてください!今度は私が先輩の力になる番です!」


 俺は彼女の言葉を聞いて危険だと言おうとしたがそれも今更だと思ったのでやめた。この子や皆だって自分の意
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