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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第100話 予想していなかった再会!切れ味勝負、イッセーのナイフVS聖王剣コールブランド!前編
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side:イッセー
研ぎ師メルクとメルクの星屑を求めて俺達はヘビーホールを進んでいた。バルバモスの襲撃をかいくぐりさらに下の階層に向かったが強くなっていく重力に悪戦苦闘している最中だ。
「はぁ……はぁ……体がえらくなってきたわね」
「体が重いですわ……」
現在の重力は2倍……いやそれよりちょっと増したぐらいか?とにかく体にかかる負担がさらに大きくなりリアスさんと朱乃は汗を大量に流しながら苦悶の表情を浮かべる。
「あぅ……」
アーシアがフラッと倒れそうになったので俺は彼女を抱きかかえた。流石に限界か……
「皆、一旦休憩しよう。このまま進むより体が重力に少しでも慣れるのを待った方が良い」
「そうね、みんな疲れた顔をしてるし少し休みましょう……」
幸いこの辺りにはバルバモスのような猛獣はいないようだ。俺達はここで少し休んでいく事にした。
「頭が痛いよ……なんかガンガンする……」
「強い重力で血が脳まで上手く回っていないのかもしれない。少し横になっておけ」
「うん、分かったよ……」
イリナが頭が痛いと言うので俺はこの強い重力で頭まで血が回りにくくなっているのではないかと思い彼女に横になるように話す。
「それにしても重力が増すのってこんなにも苦しいんだね。僕達は前に重力を増した状態で特訓をしていたけどそんなのがお遊びだったと思えるくらいにキツいよ……」
「あの時は結局時間もなかったし、二人の体が持たないから0.5倍までで断念したんだったな。寒さや暑さとは違ったストレスを感じる、これが重力の影響か」
「私達の住んでいる普段の環境がいかに恵まれたモノなのか実感しますね……」
祐斗は以前ライザー・フェニックスとのレーティングゲームの前日にした修行の中で重力を増す指輪をして特訓していたことを話す。
あの時は二人の体への負担も考えて0.5倍で断念したんだったな。俺も2倍の重力を増す指輪を付けてみたが、全く動けなくなり直に外したくらいだった。
アイスヘルで受けた極寒の冷気、ベジタブルスカイへの道で受けた酸素の少ない環境……それらとはまた違った苦しさを受ける、これが重力の増した世界か。一筋縄ではいかないな。
小猫ちゃんは普段自分たちが暮らしている環境が如何に暮らしやすいモノかと実感したようだが俺も同意だ。
「ここで暮らしているバルバモスたちでさえ下に落ちればペっちゃんこなんだからな。ヘビーホールでこれだ、グルメ界はこんなもんじゃすまないだろうな」
「それに重力だけじゃなくてもっと複雑な環境が次々に襲ってくるんですよね?考えただけでも恐ろしいです……」
俺とアーシアの言葉に全員が黙り込んでしま
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