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展覧会の絵
第十一話 ノヴォデヴィチ女子修道院のソフィアその十五
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な」
「見事なまでに酷く変わったな」
「全くだ」
 丁度トロフィーのところにだ。おそらくゴルフの景品なのだろう。そこにだ。
 首があった。若い女の首が断末魔の顔で飾られていた。奇麗だがやけにけばけばしい女の生首がだ。恐怖で凍りついた顔でそこにいた。
 その顔を見てだ。私服の刑事が言った。
「千葉だ」
「ああ、中井の愛人のですね」
「あの女ですか」
「そうだ。たまたま家に来てたんだな」
 そしてなのだった。
「首斬られてか」
「ここに飾られたんだな」
「しかもこの顔は」
 凍りついたその顔がだ。何よりの証拠だった。
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