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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
劇場再び
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「……………あぁ…そう言えば居たなぁ…忘れるも何も、記憶に残らねーよ!」
リュカの身も蓋もない物言いにションボリする支配人…

それを哀れに思ったティミーが、明るい口調でフォローを入れる。
「で、でも大盛況ですね、この劇場は!お子さん達の歌も凄く上手いし…支配人さんは良い手腕の持ち主の様だ!」
「ありがとうございます!折角出来上がった劇場ですからね…町民の活力になる様な使い方をと思いまして。それにこの町から未来のスーパースターが誕生するかもしれませんからね!」
ティミーのフォローに気をよくした支配人が、活き活きと劇場の事を語る。

「そう言えばリュカ様は、大変歌がお上手と聞きます。やはり娘様も、お父様に似てお上手なのでしょうね…どうですか、飛び入り参加大歓迎ですので、御参加されてみては?」
「わ、私!?」
急に打診されて驚くマリー。
「いいじゃん!参加しちゃえば?」
軽く参加を促すリュカ。

「え〜…でも〜…こんなに可愛い私が参加したら、ファンがいっぱい出来ちゃうかも〜!そのファンがイケメンだったりしたら、私困っちゃ〜う!ウルフとどっちを選べば良いのか…私迷っちゃ〜う!」
誰もが親子だと思うマリーの台詞…
しかしウルフも負けない。
「大丈夫!俺以上のイケメンなんてリュカさんくらいだ!迷う事はないさ!」
彼も随分と言う様になったもんだ。




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