第十一話 ノヴォデヴィチ女子修道院のソフィアその十三
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。十字は神父を連れて画廊に向かった。そのうえで観る絵はというと。
随分と恰幅がよくふてぶてしい顔の中年女がいる。女は腕を組みその口をへの字にしている。黒い波立つ髪はそのまま伸ばして寝具を着ている。
見れば個室に閉じ込められている様だ。部屋は狭い。そして背後の窓には髭を生やした男が虚ろな目でいる。縛り首にされそこにいる。
どうやら女は常にその縛り首にされた男を見させられている様だ。しかしそれでも虚勢なのか負けじとしているのか女は仁王立ちで腕を組んでいる。その絵を見てだった。
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