第七十二話 満ち足りた夏休みその三
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「あっさりしていて」
「美味しいですか」
「うん、小山さんも今度ね」
「飲むといいですね」
「そうしたらいいよ、スーパーだと安売りしているから」
咲にこのことも話した。
「よくね」
「お茶って結構そうですよね」
「だからね」
「そのお茶もですね」
「安売りとかしていたら」
その時はというのだ。
「スーパーは同じものでもコンビニより安いし」
「そうなんですよね、お酒でも」
「だからそうしたところで買って」
そうしてというのだ。
「飲めばいいよ」
「そうします、しかし」
ここでだ、咲は言った。
「お茶っていいですよね」
「飲みやすいよね」
「はい、私今麦茶飲んでますが」
咲は麦茶を飲みつつ話した。
「他のお茶もです」
「好きなんだ」
「そうです、お抹茶も」
このお茶もというのだ。
「好きでグリーンティーもです」
「好きなんだ」
「お砂糖入れた甘さに驚きましたけれど」
それでもというのだ。
「好きです」
「あれも美味しいよね」
「そうですよね」
「あと僕紅茶も好きだけれど」
「ああ、紅茶もいいですよね」
咲は紅茶と聞いて明るい顔で応えた。
「あちらも」
「そうだね」
「ストレートもミルクティーも好きで」
「レモンティーもかな」
「どれも好きです、ですが一番は」
紅茶でそれはというと。
「ミルクティーですね」
「紅茶はそちらなんだ」
「お店で飲む時もそうで」
一晩はミルクティーでというのだ。
「ペットボトルで売っているものもです」
「ミルクティーなんだ」
「特にペットボトルのミルクティーが好きです」
「あれ滅茶苦茶甘いよね」
「あの甘さが大好きなんです」
咲は先輩ににこにことして話した。
「物凄く甘いのが」
「それでなんだ」
「他のも好きですが」
ストレートティーもミルクティーもというのだ。
「それでもです」
「紅茶で一番好きなのはミルクティーだね」
「はい、今度買って飲みます」
「いいね、じゃあ飲んでね」
「そうさせてもらいます」
笑顔でだ、咲は麦茶を飲んだ。そして一息ついてからこの日も漫画を読んだ。そうしてからだった。
部活の時間が終わるとアルバイトに出た、するとだった。
この日は客が多かった、それで共に受付をしていた大学生のバイト仲間の先輩にあたる奇麗な彼女が言ってきた。
「今日は繁盛してるわね」
「そうですね」
咲もそれはと頷いた。
「普通夜になってからです」
「お客さん来るけれど」
「今日はまだ二時なのに」
部活は午前中で終わりそれから弁当を食べてバイトに出たのだ。
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