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展覧会の絵
第十一話 ノヴォデヴィチ女子修道院のソフィアその十二
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「あの店だな、と」
「ではその店に僕が行こうか」
「藤会の支部への裁きを代行されるのと共にですね」
「うん。そうしようか」
「そうですね。いいことだと思います」
 そこへの神の裁きの代行もいいことだとだ。神父は十字に対して礼儀正しい物腰で答えた。その物腰は神の僕に相応しいものだった。
「どちらにしろ。彼等を放っていてもです」
「よくないからね」
「薬は人を滅ぼします」
 麻薬、それは魔薬だというのだ。
「だからこそですね」
「そう。麻薬は扱うだけで神に反している」
 十字もだ。こうした考えだった。
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