第五百十三話 ゲティスバーグの激戦その十一
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「医療品も一杯あるにゃ」
「ですから十分休めます」
ベルザも言ってきた。
「ですからここはです」
「充分休むにゃ」
「皆さんそうして下さい、我が社の社長の様に」
「この状況で何を心配する必要があるんだ」
二ノ宮は寝袋の中から言ってきた。
「戦力は充分だ、おいそれとやられる連中がいるか」
「そう言われるといないね」
ワニベは二ノ宮の言葉に頷いた。
「皆ずっと戦ってきてるしね」
「そうだな」
「戦っている戦力は確かに充分だし」
「しかもだ」
二ノ宮はさらに話した。
「全員実力もあるからな」
「だからだね」
「何も心配することはない、寝る時は寝ろ」
寝袋の中から出ずに言う。
「俺もそうするしな」
「そういうことなので」
ベルザはまた言った。
「落ち着いていきましょう」
「よし、皆寝ろ」
「そして動く時は動け」
ゴブリン上司と豚教官も言ってきた。
「我々も寝るしな」
「皆でそうしろよ」
「そういうことだ、しっかりと寝るんだ」
ライアは食べている仲間達に話した。
「手当ても受けてな」
「わかりました、逸る気持ちを抑えて」
「そうするんだ」
「じゃあ食べたら寝ようか」
ウィンタープリズンは冷静に述べた。
「ゆっくりとね」
「そうするにゃ」
明石が応えた。
「食べものも沢山あるにゃ」
「だから食べるんだね」
「それこそ幾らでもあるからなくなるとか考えないで」
そのうえでというのだ。
「食べるにゃ」
「そうさせてもらうね」
「飲みものもあるにゃ」
「ご飯もあるんですが」
ねねはしゃもじを手にして言ってきた。
「皆さん今回はパン類をよく召し上がられますね」
「だってここアメリカだろ」
あさひがハンバーガーを食べながら言ってきた。
「だったらな」
「食べるのもパン類ですか」
「特にこれな」
ねねに食べているハンバーガーを見せて話した。
「これがアメリカだろ」
「そう言われるとそうですね」
「だからな」
「皆さん今はですね」
「そっちだよ、飲みものだってな」
「コーラだね」
ワニベは実際にそれを飲んでいる。
「これか野菜ジュースだね」
「身体のことを考えると野菜ジュースの方がいいですね」
シスターナナはそちらを飲んでいる、飲みながらの言葉だ。
「やっぱり」
「そうだけれどコーラも悪くないね」
「それはそうですね」
シスターナナも否定しなかった。
「確かに」
「ハンバーガーとかにはね、だから僕も次は」
「野菜ジュースですか」
「いや、林檎ジュースが美味しそうだから」
ワニベはシスターナナに話した。
「だからね」
「そちらをですか」
「飲もうかな」
「ではその時は私も」
「シスターナナさん
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