第五百十三話 ゲティスバーグの激戦その十
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「若しかするとダイ君よりも」
「私もそう思うぞ」
「苦境においてこそその人の本質が出るといいます」
シザースはボルキャンサーと共に戦っている、そうしつつ話した。
「そしてポップ君はです」
「そうした時にですか」
「本来の君が出ているのです」
ポップに対して話した。
「そうなのです」
「俺はヘタレでもですか」
「私はそうは思っていません」
決して、そうした言葉だった。
「他のどなたもでしょう」
「そうですか」
「ですからここでもです」
この場でもというのだ。
「今はです」
「守ってですね」
「勇気を持って」
そうもしてというのだ。
「戦っていきましょう」
「わかりました、それじゃあ」
ポップはシザースの言葉に頷いてだった。
今度はイオナズンを放った、そうして戦い続けた。そしてシザースは。
鋏で戦う、そうしつつ仲間達に話した。
「私も今はファイナルベイントを使いませんし」
「私達もですね」
「隙の多い大技はです」
ゆんゆんに話した。
「控えて下さい」
「わかりました、そうして戦っていきます」
ゆんゆんも応えてだった。
戦士達は戦い続けていった。戦局は厳しいものであったが戦士達は安定感のあるある戦いを進めていっていた。
それを見つつだった、ライアは仲間達と一緒にだった。
今は休息を摂っていた、今戦士達はサンドイッチやハンバーガーといったものを食べているがここでだった。
ライアは戦局を見て言った。
「今は出て行きたくてもな」
「はい、こうしてですね」
「休むことですね」
「それも戦いのうちだ」
ウィンタープリズンとシスターナナに話した。
「これまで通りだ」
「気が逸ってもですね」
「皆を助けたいと思っても」
「休むべき時は休むことだ」
そうしないとならないというのだ。
「何があろうともな」
「僕でも危ないから行かないとってなるよ」
ハルトマンも言ってきた。
「戦いを見ているとね」
「そうだな」
「けれどなんだよね」
「そんな時こそだ」
「しっかりとだよね」
「身体を休めることだ」
ライアはハルトマンにも話した。
「ここはな」
「そうだよね」
「だからだ」
「今はだね」
「休む、食べるとだ」
ライアはその後の話もした。
「しっかりとだ」
「寝ることだね」
「そうだ」
「疲れたり傷付いた状態で戦場に出てもやられるだけですね」
ワニベはこの現実を話した。
「そういうことですね」
「そういうことだ、ならそうした時はだ」
「無理をしないで」
「休むことだ」
「食べものも飲みものも一杯あるにゃ」
明石が言って来た。
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