第五百十三話 ゲティスバーグの激戦その九
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「このまま戦っていくぞ」
「攻めることはしないで」
「陣形は横一列にしまして」
そうしてというのだ。
「敵を正面から迎え撃ってです」
「倒していくんですね」
「そうします、お互いに連携しつつ」
そうもしてというのだ。
「戦っていきましょう」
「そうします」
ポップも笑って応えてだった。
ベギラゴンとマヒャドを同時に放つ、そうして多くの敵を倒すが。
前に出ない、マァムもそれを見て話した。
「ポップも意外と前に出るけれど」
「ああ、ずっとそうだったよな」
「ええ、けれど今ではね」
「強い敵に向かうにはな」
「自分から前に出てだったわね」
「怯む気持ちがあったからな」
以前はというのだ。
「どうしてもな」
「前に出ないと戦えなかったのね」
「気分的にな、けれど今はな」
ポップは前から来た敵を激しい格闘術で倒していくマァムに話した。
「自然とな」
「前に出なくてもよね」
「その場にいてもな」
「戦えるわね」
「ああ」
実際にというのだ。
「何かこういつもな」
「勇気を持っているのね」
「そうなったんだよ」
「それは君が成長したということだ」
バニルは悠然と魔法を出した、衝撃波のそれを出してモンスター達の多くを倒しながら話を続けた。
「前に出ないとならない、そう思わずにな」
「戦える様になったってことはか」
「まさになのだよ」
「俺が成長したってことなんだな」
「そうだ、逸る気持ちが怯みから来るならば」
「それの裏返しならか」
「それを克服したからだ」
その怯む気持ちをというのだ。
「出られる、しかしその先のだ」
「前に出て戦ってか」
「その域に君は達したのだよ」
「こうして普通に戦えることがか」
「そうなのだよ、怯み恐怖と言っていいその感情を乗り越え」
そうしてというのだ。
「勇気を手に入れたのならな」
「その勇気を以てか」
「戦えるものなのだよ」
「何かですね」
ゆんゆんはバニルの話をここまで聞いて言った。
「ポップさんは今は勇気が確かにあるからですね」
「そう、別に前に出なくてもだよ」
バニルはゆんゆんにも碗した。
「勇気が備わっていれば」
「その場でも戦えるのだよ」
「そうなんですね」
「そうなのだよ」
まさにというのだ。
「真の勇気があれば」
「じゃあポップさんには真の勇気があるのですね」
「その通りだよ」
「確かにポップさんの勇気は凄いですね」
「全くだ、私達に何かあるとどんな危険な状況でも駆け付けてくれるからな」
カトリーナと白虎も頷いて応えた。
「そうして助けてくれるからな」
「凄いと思います」
「ダイに負けていないな」
「本当にそうね」
カトリーナは白虎の言葉には頷いて
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