第五百十三話 ゲティスバーグの激戦その八
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「そうですね」
「そうだよ、本当にな」
「そこで成長が止まるんですね」
「そうだよ、だから佐野君もまだまだでな」
そうしてというのだ。
「俺もだよ」
「高見沢さんもですね」
「そうだよ、それで何処までも成長してな」
そうしてというのだ。
「いいな」
「よくなっていくんですね」
「そうしていこうな、それで佐野君」
「はい、交代ですね」
「ここは後は俺が受け持つな」
インペラーに気さくな感じで話した。
「ゆっくり休んでくれ」
「そうさせてもらいます」
「人間休みもしてな」
そうもしてというのだ。
「戦っていかないとな」
「駄目ですよね」
「ああ、だから休めよ」
「そうさせてもらいます」
インペラーも頷き後方に下がった、そしてその場はベルデが他の仲間達と共に受け持って戦っていった。
シザースは今の戦局を見て周りに言った。
「いいですか、前には出ないことです」
「ここはこの場で、ですね」
「戦いましょう」
マァムに対して答えた。
「そうしましょう」
「わかりました」
「敵の攻勢が強まっていますので」
だからだというのだ。
「かえってです」
「ここは守りますね」
「そうすべきです」
「さもないと崩れますね」
ポップも言ってきた。
「下手に攻めますと」
「そうした状況ですね」
「ええ、敵の攻撃がここに集中してきていて」
「そうした時はです」
「防いでですね」
「敵の攻勢が弱まった時にです」
「攻めるんですね」
「押せば引いてです」
そうしてというのだ。
「引けば押せです」
「そうだ、ここは腰を据えて守ろう」
バニルは楽しそうに述べた。
「それが最も正しい」
「あれっ、バニルさんここで攻めるとか言われないんですね」
ゆんゆんはこのことを意外に思って問うた。
「何かこうした時は」
「いやいや、私もふざける時はふざけるが」
「しっかりしないといけない時はですか」
「そうなる様にしている、特に戦いの時はだ」
今の様にというのだ。
「しかとだ」
「守るんですね」
「そうしている」
「それがいいですね」
テレジア=レイが応えた。
「今はこの場所に敵の戦力が集中していますし」
「下手に攻めると負けるな」
白虎も戦局を見て冷静に述べた。
「そうなるな」
「ですから皆さんお願いします」
シザースは契約モンスターを背にして仲間達に話した、そうしてモンスターも前線に出してからさらに話した。
「守っていきましょう」
「わかりました」
「そうしていくぞ」
テレジアも白虎も微笑んで応えた。
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