第五百十三話 ゲティスバーグの激戦その三
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「今回も」
「倒してもな」
「次から次に出て来ますね」
「それならな」
「はい、落ち着いてですね」
「戦っていこうな」
「そうしましょう」
「そうだよ、鳳鳴さんも言ってるだろ?」
ゾルダが銃撃を出しつつ言ってきた。
「焦ることなんてな」
「ないですよね」
「今回も」
「時間制限がないんだからな」
そうした戦いだからだというのだ。
「腰を据えてな」
「戦えばいいですね」
「スサノオが出て来るまで」
「そうだよ、俺なんか前の人生じゃ不治の病でな」
自分のことを嗤いながら話した。
「何時終わりが来るかわからなかったらしいからな」
「それめっちゃ嫌やな」
ネプチューンも聞いて思うことだった。
「北岡さんも大変やったな」
「今は別に何処も悪くないけれどな」
「悠々と暮らしてるんやな」
「金儲けしてな、しかしな」
前の人生ではというのだ。
「そうした状況でな」
「時間なかったんやな」
「それも何時終わるかわからなかったんだよ」
時間が定まっているのではなくというのだ。
「そうだったんだよ」
「それがいっちゃんかなんな」
「そんな状況よりもな」
「今はやな」
「焦ることなんてないだろ」
「全くやな」
ネプチューンも言った。
「それはないな」
「そうだよな、だからな」
「焦らんでやな」
「戦っていこうな」
「はい、そうします」
「今回の戦いも」
古城と仄も応えてだった。
戦っていった、モンスターは倒しても倒しても出て来て尽きなかったが戦士達は慌てることはしなかった。
それでモモカは休憩に入ったアンジュに紅茶を笑顔で差し出して言った。
「ではゆっくりとです」
「休めばいいのね」
「先は長いですから」
それでというのだ。
「今はです」
「ゆっくりとなのね」
「くつろいで下さい」
「紅茶を飲んでね」
「そうして下さい」
「わかったわ、では紅茶とね」
アンジュは愛機から降りて紅茶を飲みつつ話した。
「ティーセットも出してくれるかしら」
「わかりました」
「他の人達のものもね」
「ああ、俺も出すからな」
イギリスも言ってきた。
「宜しくな」
「ではわたくしが作ったスコーンも出しますわ」
セシリアも来た。
「今から」
「俺はフルーツサンドだ」
イギリスはクローディアに応えた。
「それを出すぞ」
「あんた達はいいわよ」
シャルロット=ブリューは二人を見据えて止めに入った。
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