第89話
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が悟飯の胸倉を掴んだ次の瞬間、結界が砕けた。
「…この結界は悪口で壊れるんですよ」
「へえ、でも何で私への悪口なのかを聞きたいなぁ、悟飯ちゃん」
「だって僕が言えることと言えば姉さんへの文句ですし」
「へえ〜?」
「なあにが問題児ですか!姉さんだって自分の都合で生き返らなかったりやりたい放題だったりで父さん達が気にせず言わないだけで姉さんだって充分問題児ですよ!この自分勝手!」
「はあ!?お前なんかにそう言われる筋合いないっての!この弱虫!!仕事優先ですぐ行けるはずのパンちゃんへのお迎えにさえ行かない時点でお前も充分自分勝手でしょうが!」
「僕は仕事してるんです!無神経な姉さんみたいにやりたい放題出来るわけないじゃないですか!」
「私だって仕事してるっての!と言うより父さんが修行の時、そしてお前がアルバイトもせずに勉強ばっかりの生活をしていた時や学者として大成するまでお前の分まで家にお金入れてたのは私だよ!!この甘ったれの愚弟!!」
実を言うと悟空が修行で不在な時は悟林が畑の世話をしているだけでなく、更に街で賞金首を締め上げて金を手に入れてたりしていたので勉強ばかりしていた悟飯が知らないだけで結構な額が実家に入れられている。
「まあ、それに関しては返す言葉もないですけど…それでも姉さんは自分の都合で僕達を振り回してるじゃないですか!時々理不尽なことを言ってる自覚あります!?」
「理不尽じゃないっ!私は出来ないことは言わない主義だよ!ちょーっとやるにはキツすぎるだけ!!実際に父さんやベジータさんはやれてるじゃないの!!お前が軟弱すぎるだけだよ馬ー鹿っ!!」
「脳みそが筋肉な姉さんに言われたくありませんね!!少しは脳みその筋肉を減らしたらどうです?あ、すみません、姉さんには無理でしょうね。ぐはっ!?」
「良い度胸だねぇ!根性なしの泣き虫が!お望み通りあの世に送ってやるよ!!勉強ならそこでやりなさい!!」
「僕は事実しか言ってませんよ脳筋姉さん!!事実を言われて八つ当たりは止めてくれませんか!?」
2人が喧嘩する横で結界が割れ、大きな穴が出来上がっていた。
「仲良いねぇ」
「下らねえガキの喧嘩だ。行くぞギネ、鬼共から何か食い物を奪って飯だ」
呆れた顔でバーダックはこの場を後にして近くの鬼を脅しに向かうのであった。
一方地獄ではファイナルフラッシュがジャネンバに直撃し、煙が晴れるとそこには体の所々が吹き飛んでおり、虫の息のジャネンバが転がっていた。
「よし、やったな」
「これでこの騒ぎも終わったね。さあ、帰ろう…ん?」
閻魔界に戻ろうとした時、ジャネンバに異変が起きる。
体が大きく痙攣し、ジャネンバの巨体が縮んでいく。
「な
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