暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第99話 重力の魔窟に向かえ!ヘビーホールを攻略せよ!
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に出来なかったのね。残念だわ。


「アザゼルさん、危なくなったら遠慮なくやってください。不殺のルールは俺だけの決まりなので!」
「はっ、俺より生きてもいない小僧に心配される程俺は弱くねえぞ!」


 イッセー君はアザゼルさんに忠告するが、彼は閃光と暗黒の龍絶剣を振るいバルバモスを4体切り裂いた。


「流石黒歴史ソード、ルキの研いだ魔剣にも劣らない切れ味ですね」
「おい!変なあだ名を付けんじゃねえよ!」
「あはは、すみません。でもそれだけ頼りにしてるって事ですよ」


 イッセー君の付けたあだ名にアザゼルさんが怒った。仲いいわねー、こんな時にする会話じゃないけど余裕の表れにも見えるわね。


 流石堕天使の総督ね、私達よりも人生を生きている分メンタルが強そうだわ。だって自身の黒歴史も惜しみなく使うくらいだしね。


「とはいえコイツらを全部相手していたらキリがないな……アーシア、来い!」
「はい!」


 イッセー君はアーシアさんを呼ぶと彼女を抱きかかえた。


「祐斗、ティナは任せるぞ!おらぁっ!!」


 イッセー君はそう言うと石の足場をパンチで崩してしまった。


「きゃああっ!?無茶苦茶するわねぇ!?」
「これくらいどうってことないでしょう?さあ、メルクの星屑とルキの師匠を目指して更に行くぞ!」


 涙目になりながらも問題なく対処するリアスさん、そんな彼女にイッセー君はサムズアップする。私達は更に下に向かって落ちていった。

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