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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第99話 重力の魔窟に向かえ!ヘビーホールを攻略せよ!
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が遅れてしまうんだ!」


 そうだったわ、このヘビーホールは重力の影響を強く受ける場所、つまり体の動きも鈍くなってしまうのね!だから回避しようとした私や祐斗君達は体が鈍くなってる事に気が付かずに攻撃をよけ損ねたのね。


「普段よりも一歩早く動くことを意識しろ!そして猛獣の筋肉の伸縮や関節の動き、相手の呼吸など全ての情報を駆使して動きを予測するんだ!見てから回避するんじゃ間に合わないぞ!」
「分かったよ、イッセー君!」


 私は向かってくるバルバモスの一体に向かっていく。私はバルバモスをよく観察して攻撃を予測する。


(……上だ!)


 私はいつもより早く動いてジャンプした。そこにバルバモスの右の首が襲い掛かってきたが回避することが出来た。でもよけ損ねてしまったらしく太ももに軽い傷を負ってしまう。


「しまった、判断が遅れた!」


 判断が遅れた事で回避が間に合わなかったようね。追撃に左の首が襲い掛かってくるが……


「フライングナイフ!」


 イッセー君がナイフを飛ばしてバルバモスの首を切り落としてくれた。


「イリナ、判断はナイスだが少し遅れたな。でもその調子だぜ!」
「ありがとう、イッセー君!」


 私はイッセー君にお礼を言ってまたこっちに向かってきたバルバモスの一体と対峙した。


(今度は同じ過ちはしないわ、よーく相手を見て……右!)


 今度は反応が間に合ったようで怪我を負うことなくバルバモスの攻撃を回避することが出来た。そしてお返しに魔剣を振るいバルバモスの首を切り落とした。


「わっ、凄い切れ味!流石メルク……じゃなかった、ルキさんの研ぎね!」


 私が使ってるのは祐斗君が貸してくれた魔剣だけどここに来る前にルキさんに研いでもらったの。武器の研ぎはしない主義だったらしいんだけど、特別に研いでもらったのよ。


 使い心地は抜群ね!硬そうなバルバモスの甲殻を簡単に斬れちゃったわ!


「はぁっ!『龍巻閃』!!」


 祐斗君は回転しながら二体のバルバモスを横一閃に切り裂いた。彼の和道一文字もルキさんに研いでもらったので普段の何倍の切れ味があるわね!


「喰らえ、『月牙』!」


 ゼノヴィアは祐斗君から借りた魔剣で月牙天衝の簡易版の技でバルバモスを真っ二つにした。デュランダルを使ってないのはヘビーホールを崩さない為ね、あの魔剣もルキさんに研いでもらったから切れ味は抜群よ。


 ただゼノヴィアは最初デュランダルを研いでもらおうとしたんだけど、デュランダルが怒って聖なる力を放出しようとしたので諦めたのよ。


 聖剣は選ばれた人にしか使えないし、デュランダルなんて気性が荒そうだから余計
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