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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第99話 重力の魔窟に向かえ!ヘビーホールを攻略せよ!
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って大変ね。私の黒い靴はシンプルで良かったわ。


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 それからまた下を目指して進んでいってるんだけど、どんどん重力が増していってるわね。一気にズドンと来るんじゃなくてゆっくりと強くなっていくからストレスが半端じゃないわ。


 だってその度に動きが不自由になってそれに合わせて体に力を入れないといけないの。面倒で仕方ないわ。


「うおっ!?」
「イッセー先輩、大丈夫ですか!?」
「ああ、問題ない。俺が乗っても崩れないから皆も乗って大丈夫だ。ゆっくり降りて来い」
「はい!」


 イッセー君が下りた足場にイッセー君の足がめり込んだ。それを見ていた小猫ちゃんは心配そうに彼に声をかけたが、イッセー君は問題ないと返す。


 今私達は深い谷間に出来た石の足場を渡りながら降りている。周りの壁は垂直に真っ直ぐになっており、この重力では壁を伝って降りることはできないのよ。


 だから足場をゆっくりと降りて行かないといけないんだけど、一歩でも間違えればそのまま下に落ちて行ってしまうくらい不安定なのよね。しかも増加する重力で飛べないから足を踏み外したら一巻の終わりね。


「ふう、この不安定な足場……普段はなんなく行けるんだろうが重力の増加で負担が何倍にも増えてやがる。こりゃ帰りの方が楽そうだな」


 先に先行しているイッセー君は汗をかきながらそう呟いた。確かに上がれば重力が軽くなるから帰りの方が楽そうね。


「イッセー、何か来るわ……」
「ああ、獣臭がするな」
「グルルル……」


 リアスさんが何か来ると言い、イッセー君は壁にある横穴を凝視する。テリーも警戒の唸りを上げているわね。


「皆、構えろよ。ヘビーホールで初めて出会う猛獣だ」


 すると横穴から二つの首を持った硬い甲殻に覆われた猛獣が沢山現れた。


「コイツは『バルバモス』!?深い地下に生息してるとは聞いていたがヘビーホールにも生息していたのか!捕獲レベルは44、強敵だぞ!」


 イッセー君は目の前の猛獣をバルバモスって言ったわ。強そうね……


「来るぞ!」


 イッセー君の言葉と同時にバルバモスの群れが襲い掛かってきた。私はこっちに向かってきたバルバモスの一体の攻撃を回避する。


「ふふん、どうよ……いたっ!?」


 完全に回避できたと思ったのに、右腕に切傷が出来ていた。よく見ると他のメンバーも攻撃を回避しきれずに怪我を負っているのが見えた。攻撃を防御した小猫ちゃんやスタンドで防いだギャスパー君は怪我をしていない。どういう事なの?


「皆、ここは重力の影響が強い!だから普段と同じ要領で動くと知らずに動き
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