第六百七十四話 そっくりだったその一
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そっくりだった
フックそしてラビニアから誘われてだ、タムタムは真剣な顔で頷いて応えた。
「よし、そんな怪しい奴ならな」
「それならか」
「乗ってくれるのね」
「そうさせてもらう」
こう答えた。
「是非な、何かだ」
「何か?」
「どうしたの?」
「その探偵の顔のことを聞いて思った」
二人にこうも言うのだった。
「どうもな」
「怪しいか」
「その探偵は」
「そう思ったからな」
だからだというのだ。
「この目で確かめてな」
「そうしてか」
「警察に通報するのね」
「そうする、小さな女の子をぎらぎらと観るだけでもな」
このことについても話す。
「怪しいしな」
「性犯罪者ってよね」
ラビニアは話した。
「思うわよね」
「どうしてもな」
「普通の女の人を見る目もね」
「おかしかったな」
「そうだったわ」
「そのことも聞いてだ」
それでというのだ。
「尚更だ」
「おかしいと思ったのね」
「探偵でもな」
そうであってもというのだ。
「おかしな奴はな」
「おかしいのね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「仕事に関係なくな」
「それでか」
「ああ、絶対にな」
フックにも応えた。
「ここはな」
「その探偵を観るか」
「そして怪しいところをな」
「動画に撮ってか」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「警察に通報する」
「そうするか」
「そしてだ」
タムタムはさらに話した。
「探偵からも目を離したら駄目だが」
「まだあるんだな」
「俺達もお互いからな」
「目を離さないことか」
「さもないと攫われたりしてな」
そうした事態に陥ってというのだ。
「厄介なことになるからな」
「だからか」
「そして出来るだけ近寄るな」
タムタムはこうも言った。
「遠くからだ」
「観ることか」
「近くにいると気付かれるしな」
まずこの危険があるというのだ。
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