第十一話 ノヴォデヴィチ女子修道院のソフィアその二
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視カメラとかに何かないか?」
「潰されてます」
それもだ。ないというのだ。
「どうやら真っ先に潰されました」
「そうか。指紋等は残っているか」
「いえ、靴型の類もです」
「ないか」
「随分周到な犯人らしくて」
そのせいでだ。証拠らしきものはだというのだ。
「一切ありません」
「そうか。とにかくな」
「はい、この事件の捜査ですね」
「はじめましょう」
こう話しながらだ。警官達はその無残な死体の回収と事務所の掃除をはじめたのだった。
この藤会本部虐殺事件は忽ちのうちにニュースになった。それも全国区でだ。誰もがこのことを聞いて唖然となりだ。話題はそれで持ちきりになった。
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