R7話 Death game【物語】が動き出す
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覚えのある声だろう。が、未だに勘付いていない。
「まさか……俺の教えを捨てるとはな。」
「あ、あなたは…?」
「全く???社会のレールってのは、これほどまでに人を毒するとは。」
「俺」は???そして得体の知れぬ威圧感をその場に振り撒く。
「「ッッッッッ!!!!」」ゾクゾクゾク!!
「???これくらいの威圧で倒れないのは当たり前か……」
「あ、あなたは…!」
「遅い。」
「!!!」
侑は完全に気付いてしまう???目の前にいる男が一体誰か。
「エグ…ゼイド!!」
「そんな邪険にするな???俺はちょっとコイツに用事があるだけだ。」
「生徒会長に…?どういうつもりですか!?」
「コイツを自分の道に戻してやろうと思ってな……スクール
バン!!!!
音楽室のドアが乱暴に開かれる????
「侑ちゃん!!」
「あ、歩夢!!」
「ん…?」
現れた歩夢……鋭くも、ハイライトの消えた昏い目線は俺へと向けられる。
「(お前???あんな呪い効かなかったか。)」
「(お前って……ちょっとは自分のキャラを守ったらどうだ?)」
「(ふふっ…前言いましたよ?侑ちゃんを傷つけるなら???呪い殺すって。)」
「物騒なこと言ってんじゃねーよ。」
「「………?」」
歩夢はテレパシーのようなソレで、俺を牽制する???俺はそれツッコミ返す。このやりとりは外界には聞こえない。故に侑と菜々には俺と歩夢が距離をとって向かい合っているだけだ。
普通の少女であるはずの歩夢にこんな力があること自体、不思議に思うべきなのだろうが。
「さてお前らに用はないが……俺にゲームを仕掛けようってなら、乗ってやるよ。」
「くっ????」
「さ、どうする?侑。」
当然戦うべきじゃない???しかし、ここで逃すと……生徒会長が酷い目に遭うかもしれない。だから見逃すという選択肢はまずない。かといって、ここで俺と戦うことになれば当然この部屋はおろか、学校が無茶苦茶になる可能性がある。
どちらにしても失うモノが多すぎる???そんな心はお見通しだ。
「じゃあ、選択しやすくしてやるよ。」
「?」
【ステージセレクト!】
装着したベルト…ゲーマドライバーを起点に、小広い音楽室が古びた廃工場へと姿を変える。まるでゲームのような転移システム。
非現実的なソレにその場にいた侑たちは驚きを隠せない。
「「「!!!」」」
「なーに。場所はほとんど変わってねぇ??説明するとちょっと難しくなるが……これなら思う存分戦えるってわけだ。」
「……!」
一体何を考えているか見当もつかない。しかし今それは問題じゃない???肝心なのは「そ
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