第88話
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は雑魚ばかりのようだね」
「それはどうだろうな」
「ん?」
聞き覚えのある声に見上げるとそこにはモロがいた。
「貴様は…!」
「モロじゃない」
「ほう、俺の名を知っているのか?」
「まあ、あの時の私はまだ体が小さかったから今の私だとちょーっと分からないかなぁ?“モロちゃん”?」
「っ!き、貴様は孫悟林!!」
最強であったはずの自分を完膚なきまでに叩き潰した忌々しい小娘。
サイヤ人の特徴で、一定の年齢になると一気に成長するため目の前の女が悟林であることを見抜けなかったモロ。
「正解、地獄での一時はどうだった?楽しかった?」
「地獄だったさ…俺から力を奪った挙げ句取るに足らないはずの連中の幻影に叩きのめされると言う屈辱を味わい続けてな…!この俺にとってどれ程の屈辱だったか貴様には分からんだろう…!」
「知らないね、私からすればお前の地獄生活なんて知ったことじゃない…それにしても閻魔大王様も温いことで、もっとキッツい罰を与えればいいのにさ」
「今度は奇跡は起こらんぞ!覚悟…」
「覚悟?お前がしなよっ!!」
凶悪な笑みを浮かべたまま一瞬で距離を詰めて超究極界王拳を発動し、そのまま零距離超ギャリック砲を繰り出す悟林。
突き出した手のひらがモロの胴体をぶち抜き、エネルギーを解放してモロを消滅させた。
「はい、お終い」
「あっさりと片付けやがって…」
オレンジピッコロになる暇もなかった。
当然と言えば当然だ。
悟林はモロを倒した後でも修行を怠らなかった。
つまりモロを倒した時よりも遥かにパワーアップしており、悟林が殺した時よりもパワーダウンしているモロに負ける道理はない。
「一度倒した相手に負ける程落ちぶれてないからね。」
「ふん、流石は俺の弟子だ…地上を俺達が受け持って正解だったな…あいつらに消耗を抑えながら闘うことが出来るとは思えん」
「うーん、最近の2人はペース配分に気を付けるように言ってるから大丈夫だと思うけど悟飯はねぇ」
すぐに腑抜ける悟飯にちゃんとしたペース配分が出来るのかと思うとかなり疑問だ。
「ハックションッ!!風邪でも引いたかな…これだけ攻撃してるのに傷一つ付かないや…どうしよう…」
一方の閻魔界では悟飯は結界を壊そうとしているものの、肝心の結界には傷一つ付けられなかったのである。
『おい!お前それでも孫悟空の息子で孫悟林の弟か!?サボっとらんで早く何とかせい!!』
「は、はい!で、でも…どうすれば…あの時の変身は出来ないし……変身出来るように修行すれば良かった…」
ビースト…獣化の変身は全く出来ない悟飯なのであった。
一方、ジャネンバを追い掛けた2人はと言う
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