第十話 思春期その九
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字に、そしてその猛に言ってきた。
「猛にないのは心だって」
「そう。気が弱いんだね」
「そうなのよ。腕はそれなり以上なのよ」
雅は十次にもこう話す。
「それなのに。気が弱いから」
「大丈夫だよ」
だがここでだ。十字はこうその困った顔で話す雅に対して告げた。
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