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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
あと1つ
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で、遅れてきた自分が食べるわけにもいかず、ともかく今後の話し合いに移るアルル。
彼女が最も当てにしている、カンダタの元盗賊情報に期待を寄せるが…
「悪いなアルル…俺の元にも、イエローオーブの情報は入って来ないんだ…」
「アタイの所にも、イエローオーブの情報は無いねぇ…」
もう1つの情報源、元海賊情報にもそれらしき情報が見あたらないらしく、早々に話し合いは暗礁に乗り上げた。

すると…
「あれぇ〜…そう言えば、マリーは何処かでイエローオーブの話を聞いたって言ってなかったっけ?」
急にリュカが娘に情報提供を求め、無茶振りをする!

「え!?な…えぇ!?………あ…その…え〜と…そ、そう言えば、何処でだったか忘れましたけど、以前聞きましたわ…と、思いますわ…多分…」
マリーは皆を導く為に、それなりのプランを考えてあったのだが、父に無茶振りをされプランを開始する前に、嘘くさい言い訳を余儀なくされた。
「マリーちゃん…それは本当なの?」

「あ…え、えぇ!た、確か…イ、イエローオーブは…人の手から人の手へと、移り渡っているらしいんです…ですから…え〜と………そう!エコナさんの町に行って、情報を集めましょうよ!」
何とも強引な展開…
水夫等を使い、もっと自然な形で情報をモニカやカンダタの元へ流すつもりだったのに、DQの事を解っていない父の所為で、苦し紛れのご都合主義に頼らざるを得なくなったマリー…
珍しくリュカの事を睨み付けている。

「確かにそうだな!エコナさんの町なら、出来たばかりで世界中から人が集まりそうだよね!」
「なるほど…そうね!エコナの所なら、大勢の人が集まるだろうし、情報も大量にあるかもしれないわね!」
基本的に根が素直なティミーが、妹の胡散臭い情報を鵜呑みにすると、彼程ではないが素直なアルルも同意する。
父にピンチに追いやられ、兄に窮地より救われたマリー…
今、心の底から兄に感謝しているだろう。



<船上>

取り敢えずの目的地も決まり、船へと戻るアルル達。
ネクロゴンドでの事もあるので、リュカにルーラの使用を願わなくなった一行は、モニカに次の目的地はエコナバーグであると伝え、出港の準備をしてもらう…
船旅を続けるのであれば、食料や水等の買い出しも必要となり、アルルやティミー等も人手として駆り出されるのである。
言うまでもないが、このパーティーの最年長者の男は、出港の準備などの船に関わる事柄を手伝いはしない…
そして誰も、その事に突っ込みを入れない…
何故なら、あの男に手を出されると、余計な仕事が増えるからなのだ!


ある程度の準備が整い、残りの事はモニカと水夫等に任せると、アルルは彼氏の手を引き、一切何もやってない彼の父の元へとやって来た。
「あのリュカさん…お話がありま
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