暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
次世代のフュージョン編
第87話
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げを頑張ってね」

「ああ…お前は来んのか?」

「超究極界王拳の調整をするなら慣れた環境が一番だからね。こういう繊細な気のコントロールは」

「そうか…」

確かに悟林の言うことも分かる。

気のコントロールの修行は集中力が重要で、生まれた母星ほど落ち着ける場所はない。

ベジータは悟林と組み手が出来ないことを少し惜しみながら朝食を終えて準備に向かった。

「頑張って」

「ああ」

悟林もさっさと食事を終えると片付けた。

やはり幼い頃から家事を叩き込まれたからか作業が速い。

「今日も美味しかった。」

「ありがと」

「(はあ、私も近いうちにお祖母ちゃんになるのか…ベジータは孫が出来ても若いんだろうし、何とかドラゴンボールを悟林ちゃんにバレないように…)」

「ブルマさん、ドラゴンボールの下らない利用は禁止したはずだよ? 忘 れ て な い よ ね ?」

笑顔の下に恐ろしい怒気を発しながらブルマに尋ねる悟林。

「は、ははは…ドラゴンボールを変なことに使うわけないでしょ…」

この前もトランクスとのことをからかったら瞳が碧に染まり、全く笑っていない怒りの笑顔の恐ろしさを思い知らされたブルマであった。

ブルマの気の強さは悟空達と言った歴戦の猛者を黙らせるが、同じく気が強く、その上腕っぷしもある悟林にはどうも勝てない。

「ごめん、全然信じられない。おかしな行動を取ったらお尻ペンペンするからね?」

「私の尊厳を壊すの止めてくれない!?」

「…ブルマさんに壊れるような尊厳なんてあったっけ?」

「よーし!悟林ちゃん!たまには女同士で腹割って話しましょうか!本当に失礼ね!そう思わないトランクス!?」

「………」

「何とか言いなさいよ!」

カプセルコーポレーションにはブルマの怒声と悟林の笑い声が響いた。

そんな平穏な時間がしばらく経つ一方、地獄の某所。

紫色の液体が溜まる年季の入ったタンクとどす黒い液体が溜まる真新しいタンクの前で、ヘッドホンをつけた若い鬼がノリ良く音楽に合わせて踊っていた。

そこに眼鏡をかけた上司らしき青鬼がやってきて、その若者を叱りつける。

「おい!タンク係…おい!タンク係っ!!」

「ん?へーい!」

「へーい!じゃないだろ!また踊りに夢中で前回みたいにタンクを爆発させてみろ、閻魔様に報告して給料下げてもらうオニ!」

どうやらこのタンクを壊した経験があるようだ。

「…これ以上給料下げられたらタダ働きになっちゃうオニ…」

この若い鬼は何度もミスをやらかして給料を下げられていたらしい。

…この鬼が仕事をクビにならないのを見ると地獄の人材難も深刻なのが分かる。

「だったら
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