第五幕その十二
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「だから汚れも匂いもね」
「酷かったですよね」
「王様もそうで」
「だから大変だったみたいですね」
「今の私達から見れば」
「物凄く汚かったですね」
「そうだったんだ、幾ら着飾ってもね」
それでもというのです。
「それでは駄目だね」
「全くですね」
「言われてみますと」
「やっぱり奇麗にしてこそです」
「いいですよね」
「お風呂に入ったりして」
「そうだよ、着飾るだけでなく」
それに加えてというのです。
「本当にだよ」
「お風呂にも入って」
「そして身体も奇麗にする」
「髪の毛も洗って」
「ちゃんと汚れも垢もフケも落とす」
「そうするべきですね」
「香水はいい匂いがするけれど」
そうなることは事実でもというのです。
「身体を奇麗にはしないからね」
「王宮にいる時は毎日入らないと」
ドロシーはまた言いました。
「本当に駄目よ」
「全くだね」
トトはドロシーの言葉に頷きました。
「ドロシーはお風呂も大好きだしね」
「冒険とね」
「そのどちらもね」
「身体を動かして美味しいものを食べてね」
ドロシーはにこりとしてこうもお話します。
「そしてよ」
「お風呂に入って奇麗にして」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「ぐっすりと寝るのよ」
「それが好きだね」
「そうなの」
トトにこう言うのでした。
「本当にね」
「そうだね」
「だから食べたら」
「その後は」
「ちゃんとね」
「お風呂に入るね」
「そうするわ」
笑顔で言ってでした。
ドロシーは今はミルクをにこりとして飲みました、そのうえでトトに対して今度はこう言ったのでした。
「その時は貴方も一緒よ」
「僕も入ってだね」
「温まって身体を洗ってね」
「奇麗になるね」
「そうなりましょう」
「うん、そうしようね」
トトはドロシーに笑顔で応えました。
「その時はね」
「そうしましょう、そしてベッドの中でね」
「一緒に寝るんだね」
「そうもしましょう」
「今夜もね」
「そうしましょう」
笑顔でこうお話してでした。
ドロシーもトトも他の皆も楽しくお食事を摂ってお風呂で奇麗にしてから寝ました。お風呂に入ったりお洗濯をしたり磨いた皆はとても奇麗でした。
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