第五百十二話 赤壁の戦いその十二
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「聞いていたら」
「天衣無縫はね」
「凄いトイズ」
「そうよね」
「その方とお会いしたかったです」
ヴィルヘルムは心から残念そうに述べた。
「素晴らしい方だったそうなので」
「そうね、一度会って話したかったわ」
ベアトリスも言うことだった。
「その人とは」
「全く以てですね」
「そして一緒に戦いたかった」
ベアトリスは残念そうに述べた。
「本当に」
「お話を聞けば聞く程」
「そう思うしかない」
戦士達は会えなかった者達への無念も語った、そうしつつ戦いになると力を合わせた。それはステージでも同じだった。
モーツァルトはムジークを出す準備を整えてフランシュシュの面々に尋ねた。
「皆いいかな」
「ああ、いいぜ」
二階サキが応えた、メンバーは全員赤の特攻服を着ている。
「何時でもな」
「歌って踊れるね」
「準備万端だ」
「よし、じゃあムジークを出すよ」
こう言ってだった。
モーツァルトは自身のムジークを出した、それは。
「トルコ行進曲だね」
「ああ、言った通りだな」
サキはリリィに応えた。
「モーツァルトの兄さんのな」
「そうだね、じゃあね」
「俺達も歌うぞ」
「そうしようね」
「あーーー」
たえも頷いてだった。
フランシュシュの七人も歌って踊る、ムジークと彼女達に励まされてだった。
戦士達は戦場で戦う、立花響はアンノウン数体拳一撃で吹き飛ばしそれからさらに吹き飛ばしながら言った。
「やります!」
「そうだ、ここはだ」
「俺達が引き受けているからな」
紅丸と蒼影も戦いつつ応える。
「やっていくぞ」
「ここに来る敵を残らず倒すぞ」
「そうしていきましょう、音楽を聴きますと」
響は構えを取りつつこうも言った。
「底からです」
「力が出るな」
「はい」
隣にいる翼にも応えた。
「死ぬ気がしません」
「そうだな、ではだ」
「戦えるだけ戦いましょう」
「共にな」
「そして俺達もだ」
「そうさせてもらう」
紅丸は炎で、蒼影は糸で敵を倒しつつ言ってきた。
「ムジークと歌を受けてな」
「そうして戦っていくぞ」
「はい、幾ら厳しい戦いでもです」
響は自分の前に来たアンノウン達を今度は蹴りで吹き飛ばして倒した、そうしてからまた言うのだった。
「こうして戦っていけばです」
「必ず敵は尽きるぞ」
雪音クリスは両手にそれぞれ持っているガトリングガンで遠距離攻撃を出しつつ言った。
「そしてその後は」
「スサノオですね」
紫苑もいる、いつも通り巨大な刀を縦横に操っている。
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