第五百十二話 赤壁の戦いその十
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「どう見てもだぱーー」
「いつも一緒にいてね」
「親し気だぱーー」
「波長も合ってるしね」
「まあそれはな」
「否定しない。なう」
まずは次子と咲が応えた。
「ミルキィホームズ嫌いじゃない」
「放っておけないよな」
「そうなんですよね、ライバルといいましても」
平乃も語る。
「妹みたいな感じですね」
「いつも一緒にいるからね」
ネロも言うことだった。
「何だかんだでね」
「喧嘩しないしね」
「いつもよくしてもらっていて」
コーデリアとエルキュールも言う。
「嫌いかっていうと」
「そうじゃないわ」
「はい、大好きです」
「大嫌いよ」
シェーロックと心衣はそれぞれ言った。
「こんな連中ね」
「いつも一緒で嬉しいです」
「そう言う心衣ちゃんが一番心配してるじゃない」
「確かに」
千代里と寿麗は心衣に言った。
「四人特にシャーロックさんに何かあったらだ」
「駆け付けられたら駆け付けてるわよ」
「それを見るとな」
「心衣ちゃんがね」
「心衣ちゃんって言うな、それは気のせいよ」
心衣自身があくまでこう言う、だが手ではシャーロックに自分が食べているごま団子を分けてあげている。
「心衣探偵なんて大嫌いだから」
「それじゃあそういうことにしておくだぱーー」
ころ美はいつもの笑顔で応えた。
「それが角が立たないだぱーー」
「そうよね」
美優希も頷いた。
「そういうことにしたらね」
「それでだぱーー」
「仲がいいことに越したことはないわ」
鏡花はぽつりと述べた。
「それで」
「その通りよ」
少女のベアトリスも言うことだった。
「変に喧嘩していいことはないわ」
「けれどこの人達は仲がいいから」
「そのことだけでもいいわ」
「本当に」
「私達も」
鏡花はさらに話した。
「探偵とマフィアの中では」
「仲がいいわね」
「ええ」
こうベアトリスに答えた。
「探偵とマフィアは普段はいがみ合っているけれど」
「それでもスサノオと戦う時はね」
「同じ敵だから」
「人間のね」
「協力しているわ」
茶を飲みながら話した。
「そうしているわ」
「それだけで違うわね」
「そうよね」
「本当にね」
「仲が悪くてはです」
ヴィルヘルムはこう述べた。
「それだけで、です」
「駄目なのね」
「協調に支障が出まして」
こう鏡花に話した。
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