第五百十二話 赤壁の戦いその八
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「それは仕方ないよ」
「そうだよな」
「色々な娘のが見えてるよね」
「ああ、言わないけれどな」
それでもというのだ。
「そうだよな」
「見ていて恥ずかしいよ」
「やはりそうか」
加賀は険しい顔で応えた。
「感じていたが」
「スカートの下に何か穿いた方がいいよ」
キングはこう忠告した。
「やっぱりね」
「その方がいいか」
「スパッツなり半ズボンなりに」
「そうしたものをか」
「そう、穿いてね」
そうしてというのだ。
「見えない様にした方がいいよ」
「確かにね」
プリンツ=オイゲンはキングのその提案に頷いた。
「見えそうで見えないとなっていてもね」
「実際はちらりとでもね」
「特に戦ってるとよね」
「目の前にモロってあるんだよ」
バンはダイレクトに話した。
「俺っち達みたいな何千年生きている爺ならいいけれどな」
「幸一達には刺激が過ぎるよ」
キングもダイレクトに話した。
「だからね」
「出来るだけか」
「うん、そうしたことは注意して」
そうしてというのだ。
「ちゃんと穿いた方がいいよ」
「そうすべきか」
「本当にね」
「寂しいことだな」
幸一は二人の話に残念そうに返した。
「俺にとってはな」
「そう言うけれどね」
霧子が揉まれつつ幸一に話した。
「女の子にとってはよ」
「必要なことか」
「そうよ、見えない為にね」
「リッツは平気よ」
ここでリッツはこう言った。
「別にね」
「そうだな」
「ええ、見えてもね」
それでもというのだ。
「下着位よ」
「いいことだ」
「それならそれでいいんですが」
雪がまた言ってきた。
「私達としてはです」
「見えるとなのね」
「嫌ですから」
雪はリッツにも話した。
「本当に、ですから私も」
「穿いてるの」
「スパッツ穿いてます」
そうしているというのだ。
「ツキカゲメンバーは」
「だから見えても平気なの」
「スカートがどうなっても」
それでもというのだ。
「そうそうめくれないですし」
「例えめくれてもか」
「大丈夫です」
中は見えないというのだ。
「絶対に」
「それは残念だ」
「残念な様にしていきます」
雪の返事は強いものだった。
戦士達はこうした話もしつつ戦っていった、そして後方に下がると休息を摂るが熱い茶も振舞われていた。
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