第三十九話 合コンが終わってその二
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「かな恵が彼女でな」
「よかったの?」
「お母さんでしかも可愛いしな」
「可愛い?」
「凄くな、スタイルもいいし」
「まあかな恵ってね」
一華は腕を組みかな恵の胸をじっと見てそれから彼女の頭の上を見てそうしてからしみじみとして言った。
「我儘ボディよね」
「こう言うのを我儘ボディって言うのよね」
留奈も続いた、彼女もじと目になっている。
「そうよね」
「この胸で背が高くてね」
「胸以外もスタイルいいしね」
「まさにね」
「我儘ボディよね」
「そのスタイルで露出高かったら」
一華はさらに言った。
「成海っち我慢出来ないわね」
「これは何時襲われてもね」
「おかしくないわね、かな恵」
「襲う!?馬鹿言え」
成海は自分も見て言う二人に反論した。
「そんなこと出来るか」
「それは駄目ね」
「ヘタレじゃない」
二人は成海の抗議にはこう返した。
「そこで一気に襲わないとね」
「押し倒してね」
「それで自分がリードして」
「そういうのがいいのよ」
「いい訳あるか、ムードって大事だろ」
成海は二人に真剣な顔で言い返した。
「そんな襲うだの強引とかな」
「成海っちはしないのね」
「そうなのね」
「するかよ、人間やっぱり紳士じゃないとな」
真剣な顔のまま反論した。
「駄目だろ」
「それはそうだけれど」
「やっぱり」
二人もそのことはその通りだと頷いた。
「人間紳士が一番よ」
「それに越したことはないわ」
「けれど時にはね」
「ワイルドもいいからね」
「ちょっとかな恵お家に連れていってお部屋にまで連れて行って」
「押し倒したら?」
「絶対にするか、というかお袋さんとか親父さんとかいるだろ」
かな恵のというのだ。
「あき君だっているしな」
「あき君って誰?」
古田はその名前を聞いて理虹に尋ねた。
「一体」
「かな恵の弟さん、明男っていうの」
理虹はすぐに答えた。
「中学生で成海っちとも仲がいいの」
「へえ、弟さんいたんだ」
「そうなのよ、最近エロ本に興味があるらしいわ」
「中学生は誰でもそうか」
「そうよね、かな恵最近気にしてたけれど」
「それ誰でもだからね」
古田は軽く言った。
「むしろない方がおかしいよ」
「それ言ったら古ちゃんも?」
「いいねその仇名、そうだよ」
古田は理虹が今出した仇名に頷きつつこう返した。
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