暁 〜小説投稿サイト〜
恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百二十八話 一同、泉で泳ぐのことその七
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「ですがそれでも私は」
「ううん。徐庶ちゃん可愛いけれど」
「胸とかは何時か大きくなるものだから」
「特に気にしたら駄目よ」
「そういうことはね」
「そうなんでしょうか」
 不安に満ちた顔で首を捻ってだ。
 そのうえでだ。徐庶は今言うのだった。
「だったらいいですけれど」
「まあとにかく今は食べましょう」
「お肉も野菜も美味しいわよ」
 実際に食べながらだ。徐庶に勧める二人だった。
「そこのラム焼けたわよ」
「ピーマンもね」
「わかりました。それじゃあ」
 とりあえず今は食べる徐庶だった。その彼女のすぐ側でだ。
 黒のスクール水着の孔明がだ。白のスクール水着の鳳統と話していた。その話すことはというと。
「ううん。泳ぐことってこれでかなり」
「そうなのよね」
 水泳自体について話していた。
「だから奇麗にもなるっていうけれど」
「それでも。実際に泳ぐとなると」
「疲れるから」
「どうしてもあまり長くは」
「何にゃ?二人は泳げないにゃ?」
 その二人にだ。猛獲が尋ねる。
「そうだったのにゃ?」
「あっ、少しは泳げるの」
「けれど沢山泳ぐことは」
 できないとだ。二人は暗い顔で猛獲に話す。
 それを聞いてだ。猛獲は二人にこう言うのだった。
「美衣は幾らでも泳げるにゃ。体力がないにゃ?」
「ずっと。本ばかり読んでいたせいかしら」
「そういうことはあまり」
 運動自体がだ。二人は苦手なのだ。
 そのことを言われてだ。猛獲は目を一旦しばたかせた。それからだ。
 こうだ。二人に言うのだった。
「身体を使うことも大事にゃが」
「どうしても。そうしたことは苦手で」
「つい」
「なら特にいいにゃ。人には得手不得手があるにゃ」
「そう言ってくれるの?」
「美衣ちゃんは」
「美衣は無理強いはしないにゃ」
 このことは胸を張って言う猛獲だった。
「人にそういうことをするのはよくないことにゃ」
「だからなのね」
「それで」
「そうにゃ。それでにゃ」
 このことを話してからだ。あらためてだ。
 猛獲はだ。二人に言うのだった。
「で、どうにゃ?これから何して遊ぶにゃ?」
「ううんと。できるだけ身体使わない遊びなら」
「それならいいけれど」
「そう言われると困るにゃ」
 猛獲は二人の返事に今度は彼女が困った顔になる。
 そうしてだ。二人に言うのだった。
「遊びは身体を動かすにゃ。だから困るにゃ」
「そう言われてもちょっと」
「今はもう身体を動かすことは」
 二人が困っているとだ。ここでだ。
 トラにミケ、シャムが出て来てだ。三人にこんなことを勧めてきた。
「それじゃあいいことがあるにゃ」
「クラウザーさんと一緒に遊ぶにゃ」
「そうするにゃ」
 三人に言うことはこの
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ