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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第98話 激突!イッセーVSメルク!重力の魔窟、ヘビーホールに向かえ!
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出入り口だろう?いちいち裏に回るのは面倒だろうしな」


 なるほど、さっきイッセーが席を外したのはこれを確認していたのだな。


「でもそれだけだと大きい素材を運ぶために入り口をデカくしたって思わないですか?」
「確かに俺もそう思った。そこで出てくるのが二つ目の疑問だ」
「二つ目の疑問?」


 ルフェイの指摘に私は確かにと思ったが、イッセーは今のとは別にメルクが本物じゃないと思ったことがあるらしい。


「さっき小猫ちゃんが落とした刃、ワーナーシャークの歯で作ったって言ったな?ワーナーシャークは捕獲レベル55だ。失礼を承知で言うがルキ、お前じゃ捕獲は出来ない」
「……」


 イッセーの言葉にルキ殿は悔しそうに顔を歪める、だがこの世界に来てそこそこの私でも捕獲レベル55という壁がどれだけ大きいのかは分かる。私も彼ではワーナーシャークは捕獲できないと思った。


「ただコレも実は材料の調達は委託してると言われればそこまでだ。メルクが自分で素材を調達してるっていうのは噂でしかなかったからな。信憑性がない」
「確かにルキさんの職人としての腕は素人の私でも凄いって分かるくらいですから、そう答えられたら納得してしまいますね」


 イッセーの言葉にアーシアも同意する。確かにその問題も美食屋に依頼してると言われればそこまでだろう。噂はあくまで噂でしかないからな。実際は人付きあいがあって頼んでいてもおかしくない。


「俺がルキを本物のメルクじゃないと察したのは親父の言葉があったからだ」
「親父?それって一龍さんの事?」
「ああ、実は俺は親父からほんの少しだけメルクについて話しを聞いていたんだ。ただ容姿や性格は一切教えてくれなくてな、面白い男だから実際に会うまで楽しみにしておけって言われたんだ」
「一龍さんらしいわね……」


 イッセーの話を聞いてリアスが一龍殿らしいと笑みを浮かべる。


「あれ?でもイッセー先輩の話を聞いていてもおかしい所はありませんでしたよ?」
「ギャスパー、俺はメルクを男って言ったよな?」
「そうですけど、それはおかしくないじゃないですか。ルキさんは男……えっ?」


 ギャスパーは続けようとするが、驚いたルキ殿を見て言葉を止めてしまった。


「どうして俺が女だって分かったんだ……!?」
「え……ええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?ルキ、貴方女の子だったのぉぉぉぉぉぉぉっ!?」


 リアスは大いに驚くが私達も同様に驚いてしまった。ルキ殿は女性だったのか!?


「あっ!?本当です!仙術で氣の流れを見たら本来ある男性のアレの部分に氣が流れていません!間違いなく女の子です!」
「ね、猫耳が生えて背が大きくなった!?」


 小猫は仙術を使いル
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